学生ビザの最後の関門!空港内で入国審査が必要だった!

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カナダの入国審査!着いてすぐ!空港内で入国審査があった!

Study Permit(就学許可証)ももらって、長いフライトの末、ようやくカナダに到着!と思ってそのまま出てはいけません!!!
その前に重要な学生ビザを空港内でもらいましょう!

(2019年9月追記:2回目のコミカレの学生ビザの内容を追記してます)

Study Permit(就学許可証)だけでは学生ビザではなかった!?

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そもそもStudy Permitってなあに?

Student VISAは学校に通いますという正式な学生VISA。
え??もうもらったんじゃないの??Study Permit(就学許可証)は違うの??と思いますよね。

そうなんです。まずはStudy Permit(就学許可証)で学校に通うことのできる期間がいつまでかという許可は一応降りているのですが、実はさらに入国審査を受け、審査官によって本当のVISAがおりて滞在期間がいつまでか決まるんです。

カナダ大使館からもらったのはバーコードがついていて自分でプリントアウトしたものですよね。これはまだ正式ではないんです。

じゃあ空港でもらうのはなに??

空港では今回の滞在期間を正式に決めてもらいます。
その時に正式な書類としてStudent VISAをもらうことができます。

事前にカナダ大使館に申請してもらったStudy Permit(就学許可証)と入国審査でもらう滞在期間が異なるんです!!!

ややこしいですよね。私の場合は下記のようになりました。

  • 学校の期間:7ヶ月
  • バーコードのついた許可証:5年
  • 正式な学生ビザ:10ヶ月

なのでまずは10ヶ月後にはカナダをでなければいけません。
(追記)バーコードのついてStudy Permitをよーーーーく見るとこんな一文が

This letter is not an authorization permitting you to enter or remain in Canada.

「この手紙はカナダへの入国、滞在を認定するものではありません。」

まだこのレターは(仮)のものなんですね。
空港のイミグレーションでもらう学生ビザが正式なものになります。

空港でもらうのは立派な紙の正式なもので、銀行を開く際など正式なStudent VISAを見せてくださいと言われた時にはこっちを見せます。

(追記)2回目のコミュニティカレッジ留学ではStudy PermitもStudent VISAも全く同じ期間の1年11ヶ月(2年コースですが9月に始まり4月に終わる+3ヶ月)でした。

じゃあ一体どこで入国審査を受けるの??

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これがなんと着いたその時の空港内で取ることができるんです。
カナダではシステムがどんどん変わっているようで、すべての空港の入国審査で学生ビザの滞在期間が決まります。しかし空港によって場所が違ったりするので私が利用したトロントのピアソン国際空港について私の感じた注意点を下記にまとめてみました。

  1. 乗り継ぎ便に行く人と空港を出る人の方向がわかりづらい
  2. まずは機械で操作(日本語あり)ですが少しややこしい
  3. 機械で出てきたレシートを見せながら進みましょう
  4. 必要書類を必ずすぐ出せるようにしましょう
  5. 入国審査が終わってから出口がわかりづらい

乗り継ぎ便に行く人と空港を出る人の方向がわかりづらい

飛行機を降りて人の流れに沿って歩いていると、係員の人が機械の並んだ広場の前で「乗り継ぎ便の人はこっちに進んでー」と大声で案内しているのですが、案内の人が少なく、始まったばかりの機械操作なのでみんなが質問をしてやや混乱しています。

チェックインのものと同じようなサイズの機械が10台くらい並んでいるところを見たら立ち止まって「学生ビザを取りたいんだけど」と聞いて見ましょう。
また、万が一気づかずに進んでしまった場合はゲートで進む前に確認しましょう。

まずは機械で操作(日本語あり)ですが少しややこしい

機械は多言語対応!日本語にも対応しています!素晴らしい!
ですが、微妙に悩むところもあります。例えば私が悩んだのは住所。これからカナダに住むけどどこの住所を書いたらいいんだろう。。

結局日本の実家の住所を書いてみましたが無事に通ることができました。
ちょっと緊張すると思うのですが、何かわからないことがあればすぐに係りの人に聞いて見ましょう。
カナダに来た目的のところで「就学のため」のような文言があるのでそこを選べばまず問題はないと思います。
(もちろん禁止物などの項目も気をつけてチェックをしてくださいね)

機械で出てきたレシートを見せながら進みましょう

機械での処理が全て終わると写真を撮られ、写真付きのレシートのような紙が出てくるのでその紙を持って進みましょう。
途中で係りの人がチェックをして進む方向を分けます。

言われた方向に進むとすぐに入国審査のカウンターがあり、一人一人審査を受けます。(個室ではなく横並びに審査官がずらっと並んだ仕切りのあるところで立ったまま受けます)

必要書類を必ずすぐ出せるようにしましょう

Photo by Sam Johnson from Pexels

入国審査を受ける際にいくつか書類を見せるように言われます。
私が言われたのは下記の2点だけでした。

  • Study Permit(就学許可証)
  • INVOICE(支払いが完了したことを示すレシート)

これも入稿審査官によってもっと見せてと言う人もいると思うので私は下記の書類もすぐに出せるようにしていました。

  • ホストファミリーの詳細(カナダでの住所)
  • 入学許可書
  • 銀行の残高証明書(英語)

言われてすぐに出せるように手荷物に入れておきましょう。決してスーツケースの中に入れて預けないように。出せないと証明できません。

審査自体は2分くらいですぐに終わりました。
聞かれた質問は
「どのくらい滞在するの?」
だけでした。

私の場合この時に「語学学校に行く予定だけど、そこで英語を勉強してからコミュニティカレッジに進みたいと思っている。」と答えると
「なるほどね」
とあっさりと納得してくれました。
アメリカからの入国でしたがそれも特に聞かれることはありませんでした。

学校に行くということ、どのくらい行くのか、帰りはいつぐらいか。をきちんと話せれば問題ないと思います。

英語が不安な方は事前に答えられるように練習しておきましょう。
もしくは連絡が取れる連絡先、ホームステイ先、学校の連絡先などもあると安心ですね。

(追記)2回目の今回はコミュニティカレッジに入学するための学生ビザなのですが、学校からのOfficial Letter(入学許可書)を出しなさいと言われ、プリントし忘れて大変でした。パソコンで書類を見せるために探す間、奥のスペースに行かされ、担当の方には「なんで一番大事なものプリントアウトしないの!!」と怒られました。。。
皆さんは必ずプリントアウトしましょう!
この時は続々ダメ出しをもらってる人が多かったです。。。そして人も多かった。。。トータル2時間半かかりました。

※時期や担当者によって大きく対応が変わります!事前準備はしっかりしましょう!
そして深呼吸して焦ってYES! NO!を言わずに、わからなかったら「Could you say that again?」もしくは「Sorry?」だけでも大丈夫なのできちんと聞いてみましょう!

入国審査が終わってから出口がわかりづらい

Photo by Michał Parzuchowski on Unsplash

入国審査も終わり、正式な書類ももらって一安心。と思ったらどっちにいけばいいのかわからない!!!

これは近くの人に聞けばすぐにわかるので問題はないかと思いますが、私はそのまま進み違えました。

正解は元来た入り口の方に戻って預け入れた荷物を受け取る。です。
入国審査が終わったら一応聞いてみるといいかもしれませんね。

入国審査官のさじ加減によってこの期間が変わるらしいですが、通常は学校が終わった後1ヶ月〜2ヶ月は旅行や挨拶などの期間を考慮して長くつけてくれるようです。
私の場合は「まずは語学学校に行ってからコミュニティカレッジに行く予定」と言ったからかどうかは定かではありませんが、学校が終わった後3ヶ月プラスでもらえました。

ネット上に色々な話があり、不安になっていたのですが、トロントの場合は仕切りのある立ちっぱなしのカウンターなので、基本的にはそれほど長くかからないものなんだと思います。
(2019年8月末は2時間半!本当にこればかりはタイミングと運かもしれません。)

英語が聞き取れなくても慌てずに「Could you say that again?」もしくは「Sorry?」「Pardon?」だけでも大丈夫なので必ずわかるまで確認しましょう。
ちなみに「Pardon?」のが丁寧な感じです。
(重要なので2回言っちゃいました。)

語学学校であれば特にこれから英語を学ぶので恥ずかしがらずに頑張ってみてくださいね。
どうしてもわからなければとりあえず持っている書類を全て見せてもいいかもしれないですね。正当な理由で入国することがわかれば問題ないはずなので。

良くないのは意見が色々変わっちゃうこと、お金がないということ、work permitがない場合ゆくゆく働く予定など余計なことを言ってしまうこと。

  • 意見がコロコロ変わる ➡︎ 隠し事があるように感じる。怪しい
  • お金がない ➡︎ カナダでの生活費あるの?違法で働く気??
  • ゆくゆく働く予定 ➡︎ 働くのが目的なんじゃないの?

ちゃんとスタディービザがあって勉強が目的、お金も滞在期間はちゃんとあるとわかってもらえれば問題ありません。

怖く感じた時でも落ち着いて深呼吸をしてきちんと言い直せば大丈夫なので、焦らず乗り切りましょう!

留学準備。入国の際は一人の方が多いと思うので長旅で疲れている上に不安にもなってうまく答えられるか心配ですよね。

でも書類さえしっかり持って入ればまず大丈夫!深呼吸してカナダに初めましての挨拶をするくらいの気持ちで話してみましょう!

(追記)SINをもらおう!

コミュニティカレッジや大学にフルタイムで行かれる方はワークパーミットなしで週に20時間まで働くことができます。

その時に必要なのがSIN(Social Insurance Number)。
これはイミグレーションが終わって、VISAを正式にもらった後にSINカウンターがあり登録できます。※空港のレイアウトが変わることがあるのでわからなかったら聞きましょう!

これがないと働くことができないので、コミュニティカレッジや大学に行かれる方は必ず空港でもらいましょう!

皆さんのカナダへの第一歩が無事に終わりますように。