音が「聞こえている」のと「聞き取れてる」のは全く違う!あなたは「聞き取れてる?」

「聞き取れてる」と思ったら「聞こえてる」だけだった!

私がオーストラリアに行く前に会社の先輩との会話でこんなことがありました。
先輩:「ずっと英語を勉強してるけど英語が全然聞き取れない。」
リコリス:「私は聞き取れるけど単語がわからないから何言ってるかわからないですよねー。」
先輩:「えー、聞き取れてるなんてすごいねー。」

大きな間違いでした。。。
その当時の私、全く聞き取れてませんでした。“音”が聞こえていただけでした。。。
それすら気づかずに単語さえわかれば会話がわかると思っていたのです(恥)
じゃあどうやったら聞き取れるようになるの??
リスニング方法をまとめてみました。

リスニングができないと会話ができない!

listeningPhoto by Alireza Attari on Unsplash

いくら自分が知ってるセンテンスだったとしても、聞き取れなければ答えることができないですよね。

英語の音はいくつかの言葉がくっついて聞こえたり、短くなってたり、省略されたり。。。実際の会話ではさらにテキスト通りに喋ってくれません。

そこで鍛えたいのがリスニング!

今日は私が一番リスニング力があったと思う方法をお伝えします。

リスニングのための海外ドラマを見まくろう!気をつけるのはこれ!

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そんなのよく言われてるじゃん!という感じですよね。
でも英語力を上げるために見るときには少し気をつけたほうがいいことがあります。

ここでは将来的に英語のテストも視野に入れている。海外で勉強もしくは働くことを考えている方向けのリスニング上達法になります。

  1. 見るジャンル、カテゴリーを気をつける
  2. 自分が好きなものを見つける
  3. シリーズ物もしくは同じものを何度も見る
  4. 毎日見る

見るジャンル、カテゴリーを気をつける

英語のテストを将来的に考えている、もしくは勉強、仕事で海外に行きたい場合はカジュアルすぎる会話はあまりよくありません。

特にヒップホップ系やスラム街、若者言葉ばかりのものは注意しましょう。その言葉が身についてしまうと失礼な発言をしてしまうかもしれません。

最悪ちょっと喧嘩を売ってると思われることも。。。

外国人の友達も言っていたのですが、「ネイティブじゃない人がスラングを使うと間違っている時が結構あるから危ない」と言っていました。
例えば日本でも外国の人が「貴様、何してる?」と言ってきたら「え??」と思いますよね。
それがちょっとやんちゃな人たちに言っちゃったら。。。
そして、勉強や仕事やテストを考えている人はそのジャンルの言葉により多く親しんでいたほうが実際に勉強する時にとても役立ちます。
私がオススメのジャンルは

  • 会話がカジュアルすぎない(オフィス系、真面目な学校系、法廷もの)
  • 仕事や勉強が特化していたらその分野のもの
  • 科学、自然、歴史、報道、政治
  • 時代が少し古いもの

FBIやCIAもの、科学捜査、裁判ものなどシリアスなものであれば言葉が砕けすぎないのでいいと思います。Caucasian(白人)、Detective(刑事、探偵)、Suspicious(疑わしい)、Victim(被害者)、Witness(目撃者、証人)、Sue(訴える)、Promotion(昇進)などドラマを見て覚えました。(もっと使えるのがあったとは思うのですが。。。)

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自分が好きなものを見つける

自分が好きなものであれば興味があるから集中して見れますよね。
集中して見るこれがすごく重要だと思います。そんなに興味がないと45分でも集中できないですよね。
聞き流しだとどうしても本当に「ただ流れてしまう」ことが多いので言葉が残りにくいんですよね。
そして好きなものだったら何度見ても苦にならない。これが重要です!
ドラマや映画の場合シチュエーションもよくわかるのでより理解が深まりますよね。

シリーズ物もしくは同じものを何度も見る

何度も同じものを見ていると徐々に耳が慣れて聞き取れるようになります。
正直、何度も同じものを見ることほどリスニングにいいことはないんじゃないかと思うくらい!(字幕なしにしたりありにしたり交互にするとさらにいい!)

同じものを何度も見ることをオススメしますが、やっぱり内容が分かっちゃうと飽きちゃいますよね。。。わかります。私もすごく飽きっぽいので。

そこでオススメがシリーズ物。同じテーマや職場なので同じ単語が出てくることがとても多いです。毎回同じ単語が出てくると自然に気づくようになるんです。

そして気付いたらこっちのもの!その後その単語を調べたら意味がわかるから次からもっと聞き取れます!

毎日見る

悲しいことに人ってすぐに忘れちゃうんですよね。。。せっかく覚えたり勉強したものも間が飽きすぎると記憶がうっすらして来ますよね。
毎日見ることはとても大変だと思います。でも極力時間を作って毎日見る努力をしてみてください。

1話が短いものの方が見やすいと思います。テレビドラマはだいたい45分なので、途中で終了しても平気なようなら途中まででもいいので見るようにしてください。
内容を覚えるくらい見たら字幕なしで見て見ましょう!これであなたがどのくらい英語が聞き取れるかもチェックできますよ。

映像があるから本当に聞き取れてるのか覚えてるだけかわからなくても大丈夫!
調べたり、知ってる単語が浮かび上がってくるので言葉探しを楽しんで見てください。
私の場合、定時で上がれて家も近かったので、帰ってから4本は毎日見ていました。時々止まらずに5〜6時間見てました。。平日に。。(若干見過ぎ??)
当時は海外ドラマといえばHuluしかなかったのですが、今はNetflix、Amazon prime、U-NEXT、d-lifeとたくさんあるから困らないですね。
ぜひぜひ自分のお気に入りを見つけて見てくださいね。

私のオススメ作品

最後に私が見た中で面白かったもの、言葉遣いが荒くないもの、単語がIELTSやTOEFLにも出てくるようなものが使われているものをいくつか選んでみました。
ご参考にどうぞ。

Fringe(フリンジ)

不可解な事件が起き、それが現在は精神病院にいる元科学者が以前関わっていた研究に関するものだった。。
1話完結ですが、ベースにある元科学者と息子の関係、研究内容などが回を重ねるごとに明かされていきます。

Ugly Betty(アグリーベティ)

ちょっとドジでブサイクな主人公がファッション業界で奮闘するという「プラダを着た悪魔」に似た設定なのですが、プラダ〜の小説が出る前に放送されていたコロンビアの大大人気ドラマ「ベティ〜愛と裏切りの秘書室」のアメリカ版リメイクなんです。
アン・ハサウェイはどんどん洗練されてきれいになっていきますが、ベティはオリジナル路線の洋服、歯の矯正という独特な雰囲気。だけど一生懸命頑張る姿に見ている方も応援したくなります。
内容も軽いのでとても見やすいドラマです。

Madam in NY(マダム イン ニューヨーク)

家族の中で彼女だけが英語を話せないことを恥じていたインドの主婦が姪の結婚式の準備を手伝うために一人ニューヨークへ行くことに。
そこで家族が来るまでの数週間、英語の語学学校に通い奮闘するストーリー。
ちょっと英語の勉強用というよりはこの映画を見ると「みんなこうやって頑張って英語を勉強しているんだな」という自分だけじゃない感覚と、主人公を応援したくなる映画です。
いつしか主人公が英語に奮闘している姿と自分が少し重なったり。。
勇気がもらえる映画です。

海外でもネットフリックスって見れるの?ちゃんと観れます。
調査レポートをご参考にどうぞ。
日本で契約したNetflix、海外で使えるの?日本語字幕は使える?

忙しい通勤時にも鍛えられるリスニングについてはこちらをどうぞ。
忙しい通勤時の英語学習におすすめ!初級〜中級のIELTS対策