カナダの公共バスは車椅子の人も親子にも優しいバスだった!乗り方、使い方

カナダの公共バスは車椅子の人も親子にも優しいバスだった!乗り方、使い方

カナダはちょっと都会から離れるとバス社会。バスの乗り方、使い方をご紹介

カナダは都会の中心から離れると電車がとても珍しい存在に。
日本のようにどこまでも電車で行けるわけではありません。その代わりバスが大活躍!

カナダに来て驚いたこと。意外と車椅子の人が多い!こっちの車椅子は自動のものがほとんど、街中でもよく見かけます。
自動だから体の負担も少なく外出もしやすいんでしょうね。
街もスロープやフラットなところが多く、車椅子やベビーカー、足の悪い人でも利用しやすいつくりになっています。
そんな人に優しいカナダの公共バスをご紹介!

乗りやすい

乗車口が広い!そして低い!

バスももちろん車椅子やベビーカーの人に優しい!まず乗車口が低い!そして入口が広い。
バスの乗車口はもともと低いのですが、バス停に止まると前方の車高がさらに低くなりベビーカーや足の悪い人、小さな子にも乗りやすくなります。

カードはタッチ式!

もし定期カードを買っている場合はタッチ式です。
入ってすぐのところにタッチするところがあり、期限が切れていたりすると赤いバッテンマークが出ます。
タッチしてオッケーなときは緑のサインです。
お金で支払う場合は日本と同じドライバーさんの横にお金を入れるところがあります。チケットの際にも同じです。
もし乗り換えをするようであればこの時に言いましょうね。
そうするといつまでこの券が使えますという紙をくれるのでその紙に表示してある時間内であれば追加料金なしで乗り換えができます。

車椅子の人の場合スロープが自動で開く

そして車椅子の場合はなんと入り口が折り畳み式になっていて、自動でスロープになります。

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これで段差なくバスに乗車できますね。車椅子の方もスイスイ乗車できます。
これはとても便利ですね!

バスの車内の様子

車椅子やベビーカー用にスペースが確保されている

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この椅子は簡単にシートが上げられて車椅子やベビーカーでもゆったりスペース。
車椅子の方には特に固定するロックがついていて運転手さんがきちんと固定してくれます。
ベビーカーや車椅子が2台は入るスペースがあるので安心。人が座っていてもこっちの人は車椅子やベビーカーの人が来たらすぐに立ち上がってスペースを開けてくれます。
小さい子とお母さんが来た時も二人並んで座れるように席を空けてあげたり、結構運転が荒くてスピードもそこそこ出すので私がヨタヨタしていたら紳士な方が席を譲ってくれたり、みんなが困ってる人にはすっと譲ってくれます。みんなが協力体制にあるって気持ちが優しくなりますね。

つり革事情が日本とは違う

以外とつり革が少ないんです。
私は162cmあるのでそんなに背が低い方ではないのですが、つり革以外だとその上のバーには背伸びしないと届きません。
しかもめちゃめちゃ揺れるのでかなり足を踏ん張らないと振り回されます。

つり革よりもできれば座席の横にあるバーを掴んだ方が絶対いいです。
そして席が空いてたらなるべく座りましょう。
人によってはジェットコースターに乗ってる気分になるくらい飛ばす人がいます。
大型車なのにこんなに飛ばして大丈夫なの??と驚くくらい。
基本的に運転の荒い人が多いので遠慮せずに安全のためにも座っちゃいましょう。
結構奥の席は空いてる場合が多いので混んでいても奥の方をチェックするといいですよ。

バスの降り方

降りるバスが近づいたら

こっちのバスは降りる駅が来たらボタンと紐の二つの方法でおしらせします。
ボタンは普通ですね。通路側にあります。

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もう一つは窓側に沿って張られている黄色い紐。

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この上の窓と下の大きい窓の間にある細ーい黄色い紐です。
これを引っ張ると「ピンポン」となって「Stop Requested」というアナウンスが入るます。

降りる時

こっちのバスは前方のドアは自動で開きますが、後ろ側のドアは半自動のような感じです。
何が「半分」かというと、ドアを両手で触るとドアが開きます。

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ドアの上の緑色のランプが光ったら「ドアが開きます」サイン。緑のランプが光ってから真ん中の手のマークのところに両手を置くとドアが開きます。
反応が悪い時はちょっと押したり、それでも開かない時には運転手さんに向かって「Back door please」と叫びます。
反応が悪いことは結構あるのですぐにドアが開くとおもわずに降りるバス停が近くなったら準備をした方がいいです。

バスの注意点と便利アプリ

お釣りが出ない

お釣りがないのでぴったりの料金を用意しましょう。

他のエリアはわかりませんが、私のいる街ではどこまで行っても同じ料金です。バスを乗り換える時には乗り換える旨を伝えると90分以内であれば追加料金なしで乗り換えができます。
現在1回の料金が2.75ドル。定期券は平日のみ使えるのが69ドル土日も全て使えるのが81ドルです。(2018年11月時点)
学生割引は13歳から17歳まで。
定期券はバスでは買えず券売所で購入します。
そして毎日乗らないけどたまに乗る!という方には回数券もあります。
回数券:5枚で9.5ドル。90分以内に帰りのバスに乗れば1枚で済むので使い方によってはとてもお得ですね。
回数券はShopperというドラックストアーでも購入できます。

定期の期間はその月の月末まで有効

月末までの定期なので20日に買っても月末までしか使えません。
少し早めに翌月のを買うことはできるので早めに買うことをお勧めします。
また、カード番号をネットで登録しておくと無くしたり盗られたりした時にそのカードを止めて5ドルで新しいカードを発行してもらえます。

London Transit Commission

そしてカードを購入すると透明のケースももらえます。

バスチケットセンターでゲットしておきたい地図!

アプリがあるから地図なんていらないでしょ。と思うかもしれませんが、自分が普段乗るバス以外を乗る時、知らない場所に行ったときはこの地図がめちゃめちゃ便利なんです!

全てのバスの路線図が書いてあるので、SIMをまだ買っていないとき、WIFIが使えない時に大活躍します。

私は学校と家の往復が基本でどちらもWIFIが使える。図書館もWIFIが通じるのでSIMを買わなくてもそれほど困りません。なので毎日いざという時のために持っています。
初めの頃は場所の感覚をつかむのにもとても役に立ちますよ。

バスアプリでバスの現在地が確認できる

バスが遅れたり早く来たりということはよくあります。
春から秋くらいまではいいのですが、寒い日や雪が降っている中でなん十分も待つのは辛いですよね。
そんな時に便利なのがこのアプリ。路線を選ぶとその路線のバスが今どこを走っているのかわかるのでギリギリまで室内で待機できますね。
※ただしバスのスピードが予想よりも早い時もあるのでそれでも少し早めに到着が無難

TLWatch

カナダのアプリだからか表示ができませんでした。。。
これはオンタリオ州のロンドンになりますが、各地で同じようなアプリがあると思います。

番外編

自転車

自転車はバスの前に乗せるところがあります。
トップの画像のバスを見ていただけるとわかると思うのですが、バスの前に自転車が乗っています。
自転車がある人は車内ではなくバスの前に乗せて走ります。

時間は余裕を持って

バスが遅れたり早かったりというのもありますが、その原因の一つなのか運転手さんによってはお客さんとよく話します。
運転中は基本的に話さないのですが、降りる時に運転手さんと軽いおしゃべりを楽しむ人もいます。
その時乗ってる人で文句を言う人は誰もいません。
また、運転手さんのおトイレ休憩でバスが止まることもあります。
私が乗っていた時はファストフード店でおトイレに行った運転手さんが戻って来た時にコーヒー片手に戻って来ました。
なんだか微笑ましいなぁと思って笑ってしまいましたが、日本じゃありえないですよね。
カナダではドライバーのトイレやコーヒーを買うちょっとした時間が認められているんです。
急いでいたらイライラしちゃうかも??
そんなこともあるのでカナダのバスは余裕を持って乗りましょう!

いかがでしたか?
カナダ国内であれば同じような感じだと思うので、参考にして見てください。
(もしエリアによって全然違ったらすみません。。。)
みなさんのカナダでのバス利用がスムーズにいきますように。