ガーナの宗教って?ガーナの教会体験記!

ガーナはほとんどがクリスチャン

ガーナの宗教比率

ほとんどがクリスチャン

ガーナは国の90%近くがクリスチャン、次にイスラム教、そして伝統的な昔ながらの宗教の3つ。ガーナ北部に行くと比率が逆転してほぼイスラム教でクリスチャンはぐっと減るのですが、私がいたガーナ第二の都市「クマシ」もほぼほぼクリスチャンでした。

街中の看板、車にもステッカーにもクリスチャンの標語や十字架やキリストの絵、絵が売っているかと思いきやジーザスという感じでありとあらゆるところにキリスト教のものがあります。

知らない人に出会ってもすぐに「教会はどこに行ってるの?」と聞かれます。
教会によって教えが違うようで、そのために聞かれるのですが「仏教徒だよ」というと「???」という感じで時間が止まります。仏教というものを知らない人も結構います。

北部にはガーナ最古のモスクも!

Oldest Mosque

なんと北部に行くとガーナ最古のモスクが見れます!
近くに行くとガイドさんが近くにいるので説明を聞くことができます。
その際はチップをお忘れなく。
また、この近くには空いた入れ物にシアバターを入れて売っていたりします。
入れ物を気にしない方はお土産にいいかもしれませんね。

ほとんどの人がとても敬虔

キリスト教徒でもイスラム教とでもとても宗教に熱心。毎朝お祈りの声がどこからか聞こえてきます。
イスラム教の場合は朝4時ごろから放送。キリスト教も早朝からラジオ放送を爆音でかけたり、宗教があまり身近でない日本人が最初に驚くことかもしれません。

私は職業訓練校でボランティアをしていたのですが、普段やんちゃな子たちも朝5時からお祈りと大合唱を毎朝していました。

村には教会とモスクだらけ

私がいた村はとても小さかったのですが、それぞれの教会ごとに教えが違うので教会の数はとても多かったです。教会30、モスク3つという感じでかろうじて雨は入らないかな??というような小さな建物も教会だったり、(小さいけどマイクとスピーカー数台使うので爆音)大きな教会から小さいものまで様々でした。

祈って踊ってお布施して

教会にはドレスアップしていこう!

どんなに小さな教会でも身だしなみに注意!

小さな村の小さな教会でもみんなドレスアップして教会に向かいます。
女性も男性もそして小さな子供もガーナの華やかな布の洋服で参加します。
ガーナの人はとてもおしゃれな人が多いので足元だけスニーカーや登山靴を履いていると怒られるので注意しましょうね。
ちょっと小ぎれいなサンダルなどは現地でも売っているので購入してもいいですね。

Church※この後ろの建物がホストマザーの教会

私がホームステイしていた家庭のホストファザーとホストマザーでは行く教会が別でした。
ホストマザーの行く教会は建物こそ大きいものの窓もなく、「この建物は完成しているんだろうか。。」と思うものでしたが毎回きちんとした格好で教会に行っていました。

教会ではとにかくダンスが大事!

恥ずかしがらずに踊ろう!

教会に着くと何人かの人に「あなた踊れる?」と聞かれました。
「え??踊る??どんな踊り??」頭の中がはてなマークでいっぱいでしたが、始まるとすぐにわかります。
かなり序盤から音楽が鳴り、みんな歌いながら踊るんです。
アフリカだからと言ってものすごくリズミカルなダンスというわけではなく、腰をフリフリする程度なので安心してくださいね。

ハンカチ必須

踊りに重要なアイテムが実はハンカチ!みんな片手にハンカチを持ってフリフリしながら腰をフリフリ。
大きな教会だと人数も多いのでものすごく華やかです。
まさかアフリカでこんな場面でハンカチを使うとは!

お布施タイムも踊りながら

Church Dance

教会によるのですが、ホストファザーの行っていた教会はちょっとお金のある人たちが行く教会で建物も立派!お布施タイムも数回あり、神父さんがMCのように「月曜日生まれの人!」と曜日をどんどん呼んでいくとその曜日に生まれた人が軽く腰をフリフリ踊りながら神父さんの前にあるお布施ボックスにお金を入れます。

※ガーナでは生まれた曜日によって呼び名があるのでみんな自分が何曜日か生まれか知っています。
今はインターネットで調べられるので行かれる際には事前にチェックしましょう!

教会ごとに異なる内容

Church inside※ホストファザーの通っていた教会

お布施が「競り」のよう

生まれた曜日以外にも競りのように「100セディ!(当時3000円くらい)」と叫び、どんどん値段を下げていくものも。金額が大きいほど聖水のようなものを一人一人かけてくれます。
そして最後の1セディ(当時30円くらい)〜2セディになると大勢の人に対してまとめて聖水をワーっとふりかけられます。
なんだか金額によって神様からの恵みが違う気がしてモヤモヤしてしましました。。。
この時にコインは失礼になるので必ずお札を用意しておきましょう。

貧しい教会はお布施もひっそり

ホストマザーの教会はきている人も貧しい人が多く、お布施タイムもひっそりと袋が回ってきて、できる人だけお布施を入れていました。
こういうちょっとした心遣いは貧しい人にとって嬉しいですよね。
ただここは本当に真面目な教会で「勉強会」という聖書をグループで読みながら話すのがあったのでクリスチャンじゃない外国人が参加するにはなかなか大変でした。

絶叫系

絶叫系教会は神父さんがマイクを持って語るんですが、それが絶叫系!
いや。。。教会小さいからマイクなしでも十分聞こえるよ。。。と思ってしまうんですが、シャウトするくらい熱狂的な演説が繰り広げられているところも。
ラジオでもヘビメタのようなクリスチャンの番組を爆音でかけている人がいたんですが、いろんな種類があるんですね。ただ早朝からはつらい。。。

どの教会も時間が長い!!!!

ClockPhoto by Steve Johnson from Pexels

朝早くから午後まで、または夕方まで??

ホストファザーの教会は朝8時に始まり、午後1時ごろ終わりました。。。
長い。。。長すぎる。。。
その間、お祈り、歌う、踊る、お布施。この繰り返しです。
ホストマザーの教会はもっと長い。。。私は途中で帰ったのですが、もう半日以上やってる。皆さん本当に熱心。
基本的に週末が多いですが、それ以外も勉強会や説法会?や歌の練習で週になんどもいくという人も珍しくありません。
行かれる際は事前に何時くらいまでやってるのか、途中で帰ってもいいか聞いてもいいかもしれませんね。

まとめ

アフリカ ガーナの教会の様子、いかがでしたか?
私は学校の行事などで教会を回ることがあったので村の中でも多くの教会を回ったのですが、教会によって本当に様々。一度行ってみるのも面白いと思います。
歌って踊っては結構楽しいのでちょっと大きめの教会に行く方が楽しめると思います。
その際には細かいお札を数枚持っていきましょう。

残念ながらモスクは最古のモスク以外訪れていないので外からの様子しかわからないのですが、ムスリムの方はみなさんは質素なな服装をされている方が多かったです。
中はどうなのか興味があったのですが、周りにイスラム系の方がいなかったので行くことがなかったのですが、首都のアクラには巨大なモスクがあり、外から見てもとても綺麗だったので、興味のある方は周りの人に聞いて連れて行ってもらうのもいいかもしれませんね。
私が聞いた話ではイスラム教徒でなくても入ることはできると聞いたのですが、イスラム教徒の方に聞いたのではないので行かれる前に事前に確認してくださいね。

ガーナの基本情報についてはこちらをどうぞ
アフリカのガーナでボランティア!〜基本情報〜