有名求人サイトを利用しての詐欺が発生!!!
求人詐欺はこうして起こった!!!
詐欺事件の流れ、初めから発覚まで
1. 有名求人サイトIndeedを通して面接の正体が来る
「Indeedでの応募ありがとうございます。面接のためHangoutで連絡をください。」とメールが。
Photo by Kon Karampelas on Unsplash
内容はこちら。会社名が実在の会社なので隠していますが、よくみると「gmail」!一瞬あれ?と思いつつも連絡をしてしまいました。。。
でもロゴはちゃんと会社のロゴ使ってるんです。
実は数日前にIndeedの「この仕事に興味ありませんか?」というメールが届き、
見てみるとフリーランスのグラフィックデザイナー。
内容もとてもしっかり記載されていてここに問題はなさそうに見えたので「Confirm my interest」をクリックしていたんです。
てっきりこの会社からのメールだと思い込んでいたので特にこのInvitationにも疑いをあまり持ちませんでした。
でもよく見たら会社名が違ったのでこれが繋がっているかは不明。。。
ですがタイミングがあまりに良すぎるので関係あるかも。
そしてこちらも連絡先がGmail。。。怪しい。。。
2. すぐに面接
Hangoutで連絡をすると5分もたたずにすぐに返信が。「今から面接大丈夫?」と。「え???今から??」と思いつつも了承するとすぐに面接が始まりました。
面接の内容は至ってまとも。
初めに会社の説明と、仕事内容の説明をされ、その後質問タイムで仕事をする上でどのような段取りで行うか、クライアントにデザインを否定されたらどうするか、他の部署の人と働く時の手順、タイムスケジュール、なぜ自分がこの仕事に選ばれるべきかなどなど10項目近く。
最後には労働時間やどのくらいこの会社で働きたいかなども。
この働く時間が午前中と午後に分かれていて、拠点がオーストラリアのはずなのにトロント時間を言ってきたのもちょっと不思議でした。
そして「すぐに」仕事ができるかの確認も。
そして「これで面接は終わりです。チームと話し合って30分以内に返答します」
30分って早すぎる!!!いくらチームで話すにしても通常は他の候補者もいるはずなので数日は必要なはず。
3. 合格後に色々な機材が必要と言われる(会社持ち)
Photo by Drew Williams from Pexels
30分後に「おめでとうございます。合格しました。」と連絡が。
人事からの連絡でベネフィットなども連絡が行きますからという結構しっかりした内容の後にリモートワークのため機材を全部揃える必要があると言われる。
会社持ちで小切手を送るので会社指定の業者からパソコン、カメラ、プリンターなどなどの指定をされる。
会社でまとめて取引をしているから特定の企業からしか購入できない。その後その製品はFedexなどを通じて送られる。
あまりにも展開が早すぎてやや不安に。。。そしてパソコンやカメラ、プリンターってそんなにいる??しかもこっちで購入してさらに向こうから送られてくるって手間がすごい。なぜこっちで購入手続きをするの??
4. 友人が詐欺と調べてくれて発覚
たまたま面接が終わり待機している時に友達から連絡があり、面接を受けて待っているということを伝え、「30分で結果が出るって早いよね??」と疑問を投げかけたらすぐに調べてくれ、その後の「機材を買う」という話の流れで詐欺だということが発覚!
その企業ではそのような面接はしていません!と注意喚起があったそうです。
Hangoutのチャットで「これが詐欺だとわかりました」と連絡すると音沙汰がなくなりました。
実は怪しいポイントがたくさん散りばめられていた!
こんなにあった怪しいポイント!
- Gmail
- 早すぎる面接までの時間
- 拠点がオーストラリアなのにトロント時間の指定
- 早すぎる面接から決まるまで
- グラフィックデザインなのにポートフォリオの提出無し
- 仕事の前に小切手送る不自然さ
- 機材を全て特定業者から購入しなければならない
怪しさ満点ですね。
最初の「応募しますか?」と言っていた企業とも違うかもしれないので応募してない企業からの面接の正体はさらに怪しいですね。
もしかしたら別々の詐欺グループ??
何はともあれ被害がなく済んだので良かったのですが、詐欺は色々なところに溢れていると改めて認識しました。
どんな詐欺だったの?
私は小切手を受け取ったり、指定された機材を買う前だったので、この詐欺グループが実際どのようにお金を取ろうとしていたのかはわかりませんが、調べてみると色々な詐欺の手口が横行しているようです。
チェック(小切手)を送って実際には使えない。
指定のものを買うのに自分のカードを使わせる(そのサイトも偽物の可能性大)
小切手を送った後に現金を振り込ませる。
パソコン、カメラ、プリンター、スキャナーなど100万近く行くことに。
あの手この手で現金を振り込ませたり、特定のところでカードを使わせたりする手口のようです。
日本と違うのはチェック(小切手)を使うことですね。
受け取ったら信じちゃいそうですが、実は使えないものなので、小切手が来たからと言って信じてはいけません!(その前に気付けるのがベストですね)
今回はグラフィックデザイナーでしたが、今外に出れない状態でタイピングやテレワークなども今回のような詐欺があるかもしれないので気をつけてください。
会社のサイトも信用できません!
今回は実在の会社の名前を使用していたのですが、詐欺グループによっては自分たちのサイトを作ってそれらしく見せたりすることも!
かならず会社の名前、サイト、そしてレビューなどもチェックしてみましょう。
今回もロゴを作っていたりと細かい芸が入っていたので要注意です。
ちなみにロゴはプロでなくても簡単に作れるので気をつけましょう。
(知っているのに信用してしまった。。。)
Indeed詐欺予防
Photo by Drew Williams from Pexels
Indeedでレジュメは公開してはダメ!
レジュメはPrivate設定にしよう
Indeedでは自分のレジュメを公開することができるのですが、これが詐欺チームの美味しい餌になっていることに!
仕事は自分で探して応募するようにして、レジュメは必ずPrivate設定にしましょう!
設定の仕方
Indeed の自分のアカウントページのResumeを表示。
右側の下の方に行くとプライバシー設定ができるのでPrivateを設定
ついうっかりPublicになっていないか確認してみましょう!
便利な機能ですが、詐欺グループにネタを与えないように、自分の情報はなるべく公開しないようにしましょう!
あとがき
Photo by Michael Geiger on Pixabay
仕事がなかなか見つからないとつい必死になって怪しいところもつい見逃してしまいがちですが、ちょっとでもおかしいと思ったら一度立ち止まって誰かに相談などしてみましょう。
疑わなくてはいけないような世の中なんて悲しいですが、自分の身は自分で守る!(今回は友人が助けてくれたんですが。。)という意識を強く持つ!そして困ったら信頼できる人に相談!
みなさんが詐欺という卑劣な行為に会いませんように。
みなさん気をつけてくださいね。
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