カナダにIT留学したい!でもどの学校がいい?COOPも注意!?

カナダでIT留学は移住に有利!?学校はどこも同じ?

カナダの移住を目指すならIT留学!?でもIT留学って何?

カナダに移住したい!と考えてる方は「IT留学」について考えたことがあるんじゃないでしょうか。

でもそもそも「IT留学」ってどんなことするの??

ITと一言で言っても実はとっても広い世界なんです。
Webデザイン、プログラミング、ゲーム開発、セキュリティなどなど。
私が通った「インタラクティブ メディア デザイン」もその一つ。

インタラクティブ メディア デザインは Webデザインも、コーディング(プログラミング)も3Dデザインやモーションデザインなどなど幅広く学んじゃえるコース。

カナダ コミカレ留学 インタラクティブメディアデザインコース解説

今回は私が実際に体験したウェブデザインのコースについてのお話です。システム開発やセキュリティ系はまた別になってきます。

学校を決める前に自分に合ったものを見つけよう!

色々学べるならそれがいいじゃん!と思われるかもしれませんが、自分に合わない科目にお金も時間も費やし、さらにそれが苦手だったらその科目の単位を取るのも大変になります。

まずは自分がデザイン系かプログラミング系かを見極めるのがとても重要だと思います。

ウェブデザインでも見た目のデザインをするデザイナーと、コードを組んでそれを表現する人では学ぶことが変わってきます。どっちもできるのが最高にいいと思いますが、どっちが得意なのかを知るのはとても重要なこと!

どうやって見極めるか、それはやってみるに限ります!
プログラミングも無料でお試しできるサイトがあるのでぜひぜひチェックしてみてくださいね。

【留学前に知りたかった!】知識ゼロからのプログラミング!絶対見るべきサイト3!

実際にやってみて「結構楽しいかも!」と思えたら徐々に難しいものに挑戦して行ってみてくださいね。
おすすめはHTML, CSS, JavaScriptまでやると好きかどうかかなりはっきりすると思います。私はJavaScriptで白目剥きました。。。

デザインも見るのと実際に自分で作ってみるのは雲泥の差。
ソフトを扱えるスキルもそうですが、0からつくる生みの苦しみも。。。
そして自分だけでは評価しきれないのも難しいところ。スクールの1日体験や、短期コースに行くのもいいかなと思います。

YouTubeでも簡単に検索できるのでTutorialを探して一緒にやってみるといいかもしれませんね!ただ、全くわからないのにどこから手をつけていいのか、何を検索したらいいのかを探すのはかなり大変、そして時間もかかるのである程度どんな内容を学びたいかわかっている人、何が必要かわかっている人にはYouTubeは最高で無料の教材だと思います。

何から手をつけていいかサッパリわからないけど基礎的な内容を身につけたい!という方におすすめはUdemy。私も実際に購入して幾つかコースをやったのですが、購入前にサンプルも見れて、どんな感じで進んでいくかがふわっとわかります。
私が購入したのは50時間コースとかで初心者から学べ、コミュニティで受講生同士が質問したり教え合ったりしていたのもよかったです。
留学したい方は英語で教えているコースを購入するとさらに英語の練習にもなります。

世界最大級のオンライン学習サイトUdemy

同じコース名でもカリキュラムはかなり違う!学校選びに注意!

Photo by UX Indonesia on Unsplash

同じ名前でも内容が違う?そうなんです。同じコース名ならどこの学校も同じようなことを勉強するんでしょ?と思われるかもしれませんが、実はそれぞれの学校でフォーカスしているものがあるんです!

例えば私の通っていた「Interactive Media Design(インタラクティブ メディア デザイン)」というWebページのコードからデザイン、3Dやアニメーションなど盛り沢山のコース。でも私の通っていたFanshawe Collegeは全体の6割くらいがデベロッパー寄りの授業。

UI/UXデザイン:使う人にわかりやすく、使いやすさを考えながらデザインする(ビジュアル系/デザイナー)

フロントエンド/バックエンド:デザインを元にコードを組んで実際にインターネットで見れて動作するような状態にする(プログラミング系/デベロッパー)

他にもモバイルアプリやモバイルゲームを勉強する学校などかなり幅広いです。

かなりざっくりな説明ですが、こんな感じ。どちらが得意かをわかってその方面が強い学校を選ぶことをおすすめします!
ただ今はだんだんUI/UXデザイナーでもHTMLやCSSなどの基本的なコードがわかる人!グラフィックデザイナーでもちょっとWebできる人!といろいろな知識が求められてきているように感じます。

実際に仕事として扱わなくても知識を知っているだけでも会議の時や一緒にチームで仕事をする際にはやりやすくなると思うので、勉強しておくと無駄にはならないと思います。

どうしたら授業内容がわかるの?

Fanshawe Collegeのサイトを見るとコースの内容が必ず記載されています。
学期ごとにこんな内容やりますよ〜。というのがあるのでそれをチェックして、「デザイン系の授業が多いな。」「UI/UXの授業がしっかりあるな」「プログラミングの内容が多いな」などがわかります。

(Fanshawe College2学期の内容)

タイトルだけではどんな内容か分からなくてもクリックすると詳細が出てきたりするのでしっかりチェックしましょう!1学期目だけではなく全ての学期を目を通すとその学校が何にフォーカスを当てているかがわかります。

プログラミングがもう本当に合わなかった私には地獄でしたが、デベロッパーを目指す方には最後の学期に現役の方から教わるDrupalShoppifyの特別コースなどがあったのでプログラミングが好きな方にはいいコースだと思います。

ITはやっぱりPRに強い!?

ビクトリア州ではBC PNP TECH PILOT、オンタリオ州ではOINPというそれぞれの州独自のパイロットプログラムがあります。
それぞれ条件が違うので自分がどのパイロットプログラムを利用したいかチェックしてみてくださいね。
条件の中には仕事内容(ランク分けされてます)やお給料がこれ以上ないとダメ!というものまであるので細かいところまで見てみましょう!

*他にも各州でそれぞれ独自のパイロットプログラムがあります。パイロットプログラムは変わったり、期間限定だったり、新規で急にできたりもするので要チェックです!

COOPの落とし穴!企業は自力で探す!?無給!?

FanshaweのInteractive Media Designはコープではなくインターンシップ。
通常の授業を受けながらインターンとして4学期中に125時間分のインターンシップが単位となるもの。
コープは数ヶ月現地の企業でフルタイムで働くので似ているけどちょっと違いますね。
入学前は「インターンシップで現地の企業でしっかり成果を出せば就職につながるはず!」なんてあま〜い考えだったんですが、インターンシップもCOOPも学校で斡旋してくれるわけじゃなかった!

Fanshaweでは基本COOPもインターンシップもプレースメントも自力で探します。そして基本無給!
留学生にはかなり厳しい!
*ただし、学校、学科により異なります。私の友達は障害者の方のケアワーカーコース。常に人手不足の業界ということもあるからか、彼女は学校からの紹介でプレースメントをすることができました。そしてそこでは「あなたが希望すればここで働けるわよ」とお墨付きももらえたそうです。

周りの人に聞いてもコープは自力で探すパターンが多かったのですが、なんとトロントのセネカカレッジでは同じインタラクティブ・メディア・デザインコースで担当教授からコープの紹介があるそうです!
*担当教授が変わった場合、紹介が続くかはわからないので気になる方は学校に直接聞いてみたほうがいいかもしれません。

素敵すぎる!!!なんのコネもない英語が第二言語というだけでもかなりハードルが上がるのに、学校で優秀だったわけでもないとなると自力で探すのは本当に大変!
就活でも「経験◯年以上」というのが多いのでこれは本当に神すぎる!!!

ちなみにFanshaweの場合はフリーランスもインターンシップとして認められるということだったので、自営の親族や友達のホームページやSNS、名刺、ビデオなどを作ってなんとかインターンの単位をクリアしました。

就活情報サイトで何が求められているかを知ろう!

卒業したらその次は就職ですよね!これが一番大事!
実際にどんな内容のことを求められているのか、それを簡単にチェックできるのが就活サイト!

自分の留学したい国のIndeedなどの就活サイトで検索してみましょう!
どんな条件で募集が出ているかによって、どんなスキルが必要になってくるかがわかります。
例えば「グラフィックデザイナー」と検索しても「WebやSNS、簡単なアニメーション制作、HTMLやCSSも理解できる人だとさらにグッド!」というのをよく見かけます。
その場合、グラフィックデザインだけじゃ厳しいかも!他にも手をつけておこう!と準備することができますよね。

どんな職業も自分が想像している範囲よりも多く担当することはよくあること。就職活動をしている時に足りないものを知っても遅いので、事前に実際の現場では何が必要とされていて、それが自分にできそうか、というのも留学のコースを考える一つのヒントにしてみるのもいいと思います。

まとめ

IT留学といっても本当に幅が広い!!!

脅すわけじゃないですが、自分に合わなかった場合、巨額のお金と時間を投資して、さらに課題地獄、勉強しても理解できないという本当に厳しい日々が待っています。
もう最後は拷問かと思いました。。。

<留学前にぜひチェックしておきたいこと!>

  • 永住権を目指すならパイロットプログラムをチェック!
  • 学校もコース名だけではなく全ての学期内容をしっかりチェック!
  • 自分に合うかどうか事前に勉強してチェック!
  • 就活サイトでどんな職種、どんな内容で募集がされているかをチェック!

みなさんの留学が充実した未来につながるものになりますように。