就職活動にも人脈が必要なの?留学生への高き壁「人脈づくり」!身近なところから始めよう!

海外に留学している人で「誰も知り合いのいない海外にひとりで来た!」という人がほとんどじゃないでしょうか。
私もだーれも知らないカナダにひとりで来ました。カナダにも留学を決めてから視察旅行に来ただけ(しかもその時と場所が変わったので意味なし)

実際にカナダに住んでみると「人脈」の重要性を思い知ることばかり。。。特に家と仕事!

現地の恋人がいる、家族で来ている、知り合いがいる、友達がいる、以前ワーホリで住んでいたなどに当てはまらない「孤高の留学生」には特に不安!どうやって人脈を広げていけば良いかわからないですよね。

社交性がそこまで高くなくても地道に人脈を広げていける方法!
ぜひぜひ試して少しずつ、でも着実に人脈を広げていきましょう!

どんな時に人脈が必要なの?

家探し

カナダでは家を探す際に「リファレンス」を聞かれる場合があります。
これは前の大家さんというのが多いのですが、ちゃんとお金を払っていたか、騒音や迷惑行為がなかったかなどの確認のために必要となります。

就職活動

就職活動をする上でも「リファレンス」が必要になります。
通常は前職の上司、同僚、クライアント、など。その人の働きっぷりや人柄などを確認されます。

就職エージェントでは3人はこの「リフェレンス」に名前を挙げられるようにしておきましょうと言われました。

引っ越し

私の友人は州を超えてのカナダ国内で引っ越しがありました。
これから行く州では知り合いが1人もいない。家を探すのも土地勘もない。そんな時に彼女のお友達のクリスチャンの方が人脈を使い短期の滞在先を紹介してくれました。

私は州内の引っ越しを何度かしているのですが、1回を除いてはすべて友達が手伝ってくれました。
これもありがたい人脈があってのこと。

語学学校は英語を習うだけじゃない!貴重な人脈づくりの場

語学学校の友達から広がる人脈

英語を習うだけはもったいない!語学学校を大活用しよう!

共に戦う戦友!そして応援団!

語学学校に通うのはもちろん「英語力を上げるため」でもそれだけじゃもったいない!
語学学校の友達は「しがらみのないカナダでの戦友」になる可能性大!
特に私は郊外で秋〜春先での留学。基本遊学生や旅行で来る人がほとんどいないので年齢層も高め、永住権を視野に入れている人率がとても高かったんです。(宿題もゴリゴリの本気の学校だったからかも)

永住権を視野に入れている人たちと友達になると、その後のPR情報や仕事情報を共有できる!(数年後ですが)

私の親友もこの語学学校時代に知り合いました。しかも一緒に授業を受けたのはたった2ヶ月だったのに。運命を感じます。

ただの友達と思うなかれ!彼らが先に就職している場合またはそのパートナーの会社で募集があった際に、募集が載るより先に教えてくれたり、リファレンスを書いてくれる可能性も!社内の人間からの推薦も就職には有利です。

語学学校の先生も大事な人脈!

語学学校の先生なんて一時だけの関係性でしょ。と思うかもしれませんが、最初に出会う重要な「ネイティブ」!少なくとも数ヶ月お世話になるので性格も把握しれくれてる超貴重な人たち!

学校での態度や授業への取り組み、時間を守る、宿題をする、几帳面、など就職でも大事な「ソフトスキル」を証明してくれる大事な人なんです!

私が参加した「移民のための就活ワークショップ」で講師の方も、「リファレンスがいないという人は語学学校の先生でもいいですよ。」と言っていました。

たかが語学学校と思うなかれ!その時の態度や姿勢も今後につながるかもしれないので気をつけましょうね。

ホームステイ先も超重要な人脈!

語学学校に行く方は多くの人がホームステイを選ぶと思うのですが、ホストファミリーだって立派な「繋がり」を持てる人脈に!

なんと言っても「地元のネイティブ」との人脈はものすごく大事!

私は全くマメでもないし、すぐに忘れてしまう失礼な人間なのでホストファミリーとも家を出てから数年で数回(年に1回あるかないか)くらいしか連絡をしない不届き者ですが、今でも連絡が取れるし、ロンドンに戻ってきて家を借りる際にも「リファレンス」となってくれました。

私がホストファミリーの家に住んでいた時も彼女のお友達が日本人の留学生のホストをしていたということでその人を紹介してくれたことも。
しかも共に40代での「大人留学」!
その方とは今でも連絡を取り合ってお互いに励まし合ってます。

留学先は貴重な人脈を広げる場!

カレッジから広がる人脈

コミカレには人脈の広い人が盛りだくさん!

留学相談窓口から繋がったご縁

入学前からも連絡を取ろう!

語学学校時代に私がコミカレへの進学で悩んでいた時にクラスメイトであり友達の韓国の子が紹介してくれたのが私が通ったコミカレのアジア人留学生担当者の方。

12月の後半に連絡を取ったため、次の日から学校が休みに入るという日。
学校ももう閉まるからとわざわざダウンタウンのスタバまで来てくださり、学校について、コースについて相談に乗ってもらいました。
しかも私が確実にその学校に通うかどうかもわからないのに。。。

語学学校が終わり日本に帰国中も私の英語の試験の結果を心配してくれ、入学後に結局一度もオフィスに顔を出さなかったのにコロナでオンラインになった時には心配して連絡をくれ、その後卒業しても年に何度か様子を確認してくれ励ましてくれたり、就活エージェントを紹介してくれたりしました。

卒業後でも繋がりを大切に。

先日3年半ぶりにキャンパスで再開した際には構内を少し案内してくれ(私は別キャンパスだったのであまりメインキャンパスに行ってなかった)「君はこの学校に通ってたんだから、今でもアクセスできるし、図書室だって、スタディールームだって、コンピューターだって利用できるんだよ。ずっと家にいるのは精神的に良くないから時々来ると良いよ」と。。。

そして就職窓口の同僚にその場でメッセージを送ってくれ、何か情報があったらすぐに連絡をくれるとのこと。

もう仏様ですか?と思うくらい良い人。とても大事なご縁。

学校でも人脈を広げる or 活用することができる!

企業との交流は大きなチャンス!

私の通っていたコースでは最後の学期には企業とのコラボ企画で現役エンジニアが講師となって指導する「Shopify course (Geared towards frontend devs)」や「Drupal course (Geared towards backend devs)」という希望者のみ参加の特別コースが設けられました。

私のクラスメートは毎回授業の10分前にはアクセス(オンライン授業)、始まる前にその企業の担当者の人とおしゃべりする機会があり、そこで「履歴書をうちに送ったら?」と直接打診をいただいてました。彼女がコードのスキルがあったのもそうですが、人よりも先に履歴書を直接見てもらえるってかなり大きなチャンスですよね。

スキルがあれば教授の人脈からのオファーもあるかも?!

他にも教授方は人脈が広い場合が多く、「生徒を紹介して欲しいと言われることもある。その時は優秀な生徒を紹介する」と言っていた教授もいました。

教授は成績はもちろん、授業態度、時間管理、さまざまなことを見ているので、どんな授業も真面目が一番!気を抜かずに授業を受けましょう!

参加することに意義あり!どんなことにも参加しよう!

年齢、性別気にせず友達の輪を広げよう!

友達の友達はみな友達?友達から広がる人脈、そして仕事へ

ロンドンで友達になった人の友達で友達になった子。
彼女の友達が働いているところで募集があるからと連絡があり、その子に直接履歴書をメールで送り、上司に見てもらいました。

ただ、私のミスで履歴書にスペルミスがあり、上司の方がそれを見つけて話が流れてしましました。。。自分ではもちろん、学校でもそれ以外でもいろんな人にチェックしてもらってたのに。スペルミス本当に命取りです。

他にも友達のいとこが働いているところで募集が出た時にも連絡をもらったのですが、ロンドンに引っ越し後にトロントの仕事だったので諦めました。

私が9ヶ月やっていた耳の聞こえない方の仕事のサポートも実は友達の家族の知り合いからの紹介。ご縁って広がっていくもんですね。

趣味/勉強の世界も大事にしよう!

コミカレに通ってる時はコードが大の苦手だったのですが、それでもなんとか理解しようとmeet upのデベロッパーの会にも参加しました。

そこの人たちがめちゃめちゃ良い人たち!パンデミック中だったのでオンライン会だったのですが、まもなく就職活動を始めると伝えたらその会のメンバーの大手企業に勤める方が履歴書を添削してくれることに!
しかも彼の同僚数人にもチェックをしてもらうというありがたきことに。

世界中と繋がれる、広がる趣味の世界「meet up」 https://www.meetup.com/

日本にいながら人脈を広げよう!

働きながら人脈を広げよう

外資系企業で働きながら人脈を広げる

派遣をうまく活用しよう!

私はカナダに来る前に短期の派遣の仕事をしていたのですが、カナダに行くと心の中で決めていたので英語が使える外資系企業で事務の仕事をしていました。(募集要項がTOEIC600点程度だったので決してハイレベルではない)

その会社はインド系の会社だったのですが、オフィスではインド系の方が4割、その他の外国の方が1割、日本人が5割くらいでとてもアットホーム。

私がカナダに行くと伝えた時も皆さん応援してくださり、何かあったら連絡するようにと言っていただきました。

その後特に連絡を取っていたわけではないのですが、ダメ元でLinkedInのReccomendations(推薦)を数人の方にお願いするとすぐに快諾!お二人から英語でのコメントをいただきました。

私は決して学歴があるわけでも(おバカ高校卒)英語がペラペラでもない(当時TOEIC 600点)ですが、派遣ならこういうこともあるので上手に利用することもできます。

まとめ

人の失敗やドタキャンにこだわらない。してもらったことに感謝

常に大事にしているのは「人からしてもらったことに感謝。自分がしたことは忘れなさい」という母の教え。
私は物忘れも激しいので自分がしたことは基本忘れちゃうのですが、相手は覚えていて「あの時よくしてもらったから」と言ってもらうことがあります。ありがたいですね。

人の失敗や多少のドタキャンは大きな心で許しましょう!

私のホストマザーも親友のブラジル人も何度かドタキャンや急な約束変更、中止などがあります。
言われた時は「ドヒャー!」と思うのですが、「そんなこともあるよね」と流すようにしています。(ただ「とても悲しい。。」という感じは伝えます)

彼らも私が怒らないからまた連絡を普通に取れるし、助けてもくれるのかな?と勝手に思ってます。

アフリカ生活で全く悪気のないドタキャン、長時間の遅れ、結局来ないというのに鍛えられたおかげかも(笑)

まじめが一番!日々を一生懸命やっていれば人脈は広がる

「人脈づくり」と言っても、人脈を作ることを目的に動いているのではなく、その時、その時をまじめにコツコツやっていると自然とご縁がやってきます。

人によっては「人脈づくり」として色々なところに顔を出すとか名刺を配ったり、自分をアピールすることもあるかと思いますが、私の場合は基本面倒くさがり、マメじゃない、疲れちゃう、好きな人たちでないと距離を置いてしまう。
結果として居心地の良い人たちが私を見ていて人柄や行動を評価してくれ、助けてくれているという感じ。

真面目にコツコツ。どんな時も笑顔をたやさず、素直が一番!をモットーに行動しているだけなので特に難しいこともマメな連絡もしていません。

もっとマメに連絡をたやさず、どんなご縁も切らないようにしたらもっと色々な人脈が作れると思うので、できる方は連絡を細く長くで良いので取るようにしてみてください。

みなさんの素敵なご縁が日本でもカナダでも世界でもどんどん広がって、心豊かな人生の助けになりますように。