IELTSは「英検協会」と「JSAF」、さらに「バークレーハウス」が増えて3つが公式センター!
IELTSの公式センターにさらに1つ加わった!選択肢がより広がる!
IELTSの公式センター2つを受験した経験を元に比較しました!
また、今回バークレーハウスがIELTS公式センターに追加!!!
公式センターが増えただけでなく、コンピューター受験が追加されて受験者の方には選択肢が増えましたね!
以前少しIELTSについてさらっと書きましたが、今回はもっとじっくり体験談をもとに説明していきたいと思います。
私が受験したのが2017年12月〜2019年5月、JSAFと英検協会のものなのでもしかしたら少し変わってることもあるかもしれませんが、受験する際のご参考にしてみてください。
以前少しIELTSとTOEFLについて書いた記事はこちら。
留学のためのIELTS対策!英語勉強法《まずは揃えたいオススメIELTS本!》
IELTSとはイギリス英語系の試験ということはご存知かもしれませんが、公式センターが3つあるのは英検が行なっているイギリスのブリティッシュカウンシルのもの、JSAFが行なっているオーストラリアのIDPが主催しているもの、そして同じくIDP主催のバークレーハウスがあるからなんです。
IELTSのスコア表を見ると一番下に「BRITISH COUNCIL」「idp」の両方のロゴが入っています。
*IELTSテスト自体は共通のものを使っています。
それぞれのサイトはこちら。
<BRITISH COUNCIL版IELTS>
<IDP版IELTS>
ペーパー試験とコンピューター試験の2種類に!
ペーパー試験とコンピューター試験の2種類の違い!
なんとIELTSは紙と鉛筆での受験!というのが覆され、紙と鉛筆の筆記試験とコンピューター試験の選択ができるように!!!
<ペーパー受験>
- 試験時間 2時間45分
- 受験料 25,380円
- すべて手書き
- Speaking はマンツーマンで行われる
(2020年6月現在)
<コンピューター試験>
- 出題形式、質問タイプ、難易度、採点方法、成績証明書はペーパー試験と同じ
- リーディング、リスニング、ライティングはコンピューター上で回答・入力
- スピーキングテストは試験官との面接形式
コンピューターで受験するIELTSの主な特徴
テスト結果がテスト後5営業日後に得られる
ライティング、リーディングテストの解答をタイピングできる
リスニングテストも自分専用のヘッドフォンがあるから集中できる
試験結果がペーパー形式より早く受け取れる2020年6月時点 IDP/IELTS公式ホームページより
身分証明
どちらも身分証明はどちらもパスポートのみ!!!
もしパスポートを持っていないという方は、まずはパスポートを取りましょう!
それ以外の身分証明証は一切認められていません。
成績証明証
- スコアの証明証は同じ
- 有効期間は二年間
証明書は登録した住所に送られてきます。
追加証明証については少し異なるのでご注意ください。
<英検協会/BRITISHCOUNCIL>
- 5通まで無料(30日以内)
- 30日以上経過している場合、または5通以上:1通1100円
- 追跡番号付き郵便:+1600円
<JSAF/IDP>
- 5通まで無料(2年以内)
- 5通以上:1通1100円
- 書き留め(国外の場合EMS):2500円
- Fedexなど国際宅急便(海外のみ):10000円
- 大きな違いは5通まで無料の追加証明書の期限!!!
まだ学校を決めていない、もしくは結果が出て30日以上経った後に変更したい!などの場合はJSAFの方が融通がききますね。
バークレーハウスについては2年以内であれば5通まで無料というのは同じです。
その他の金額については直接お問い合わせください。
テストの試験日、申込と会場
試験日が1DAYと2DAYS(東京、大阪会場のみ)
テストは基本的に週末なんですが、BRITISH COUNCIL(英検協会)バージョンでは1DAYと2DAYSの2種類があります。IDPは1DAYのみ。
1DAYは4教科全てを1日で終わらせるもの。
2DAYSは最初の日がペーパー試験、2日目がスピーキングになります。
1DAYと2DAYSは好みにもよるんですが、メリットとデメリットは以下のようになります。
2DAYSだとスピーキングの練習を集中して前日や始まる前にゆっくりできる。
1DAY=1日終われば解放。2DAYS=2日間も試験に拘束される。
私はどちらも受けた事があるのですが、個人的には2DAYSの方が好きです。
4項目の中ではスピーキングが一番得意なのですが、それでもものすごく緊張します。
導入は簡単な質問といっても緊張のあまり頭がうまく回らないので、前日や当日にスピーキングに集中できる方が気持ちが楽です。
リスニング、ライティング、リーディングでへとへとになった後にスピーキングは結構辛いので。。。
ただ緊張感を2日も感じ続けるのも精神的には疲れますが。。。
開催日程
日程もほぼ一緒ですが、BRITISH COUNCILの方が会場が多く、開催日程も少し多いです。
ただ、東京、大阪エリアで2DAYSの方で受けたい方はBRITISH COUCIL(英検協会)の方しかないのでこちらを早めにチェックしておきましょう!
申し込み
どちらもオンラインでできちゃいます!
申し込み締め切り
これはものすごく大きな違いの一つだと思うのですが、
- 英検協会(BRITISH COUNCIL) 2週間前
- JSAF(IDP) 3日前
- バークレーハウス(IDP)6日前
3日前???そうなんです。IDPはかなりギリギリでも席が空いていれば申し込めるんです。
前回の成績が目標より取れていなかったら受けたい!という方も少なくないと思います。
特に行きたい学校の締め切りが近い時は連続して受けるなんてこともありますよね。
そんな時、IDPならギリギリ申し込みができるのでとても助かります。
BRITISH COUNCILは2週間前といっても時期によってはそれよりも早く定員が埋まることも珍しくありません。こちらの方が有名だからか応募者も集中しちゃうのかな?
4.会場も違う!
主催が違うので会場も異なります。
これは事前に必ずチェックしてくださいね。
これを間違えるとせっかく頑張ってきた事が水の泡。。。
英検協会の方は試験2週間前に登録情報のところからようやくわかります。これがちょっとわかりづらいのでしっかりチェックしましょうね。
JSAFは申し込みの時に場所がわかります。同じエリアにいくつか会場がある場合も選んで申し込みできます。
バークレーハウスの公式センターは東京の市ヶ谷駅近くになります。
試験対策サポートはどっちも手厚い!
試験を申し込むだけと思ったら大間違い!!!
どちらもサポートとしての教材やイベントがあります。
サイトをよくチェックして、利用できるものは最大限利用しましょう!
無料から有料のものまでたくさんあります。
ホームページをよーーーーくチェックしてください。
ページの下の方、右側、左側、よく見ないと見落としてしまうものが多いので要チェックです。
そしてどれも内容がとても濃い!!!!!
これを見逃す手はありません!どれも登録しなくても見れるものもあるので、ぜひぜひ使ってスコアアップを目指しましょう!
<英検協会/BRITISH COUNCIL>
- IELTS編集部
- セミナー/イベントのお知らせ
- 英語学習をサポート
<JSAF/IDP>
- IELTSお役立ち情報
- Master Online
<バークレーハウス/IDP>
- IELTSライティング・アシスト
- Master Online
- スピーキングセッション1時間無料
- スピーキングテストの時間が選択可能
どれもとても為になるし、内容が濃い!もちろん勉強が大事ですが、心の準備も対策も同じくらい大事になります。
そして無料のオンライン教材も!
英検協会のIELTS編集部は内容が盛りだくさんすぎて書ききれません!!!
JSAFのIELTSお役立ち情報の中にあるIELTS Master Onlineは30日間無料のオンライン講座は4科目の中から1つ選んで受けれます。追加でお金を払えば他の教科も受けれますが、この内容が濃い!JSAFで申込される方は絶対にチェックした方がいいです!
バークレーハウスはMaster Onlineに加え、さらにライティングやスピーキングのアシストがあるんですね。
どの公式センターも試験対策サポートがたくさんあるので、これをじっくりやるだけでも全然違うと思います。
残念ながら私は後から気づいたものや2週間くらい前になってようやく気づいたものもなどが多くて他でかなりお金を使ってしまったのですが、無料でこんなにサポートしてもらえるなら使わないのは勿体無い!
しかも主催者が提供しているので的外れなはずがない!
勿体無いのはどちらもひっそりと隠れている(ように私には感じる)ところに宝がざっくざっくあるかのように有益情報が隠れてます。
ぜひぜひ有益情報を隅々まで使ってみましょう!
試験当日
Photo by F1 Digitals on Pixabay
試験会場に持ち込めるもの
<英検協会/BRITISH COUNCIL>
- パスポート
- 鉛筆
- 消しゴム(ケースなし)
- 水のペットボトル(お水以外はダメ!ラベルもはがす!>
鉛筆も消しゴムもいくつ持っていっても大丈夫です。
鉛筆削りを持っていけないので複数持っていくことをオススメします。
私は鉛筆4本、消しゴム1個でしたが、人によっては鉛筆1本だけの人、鉛筆10本くらい、消しゴムも3個くらい持っている人まで。
性格が出てみていて面白かったです。
そして万が一忘れても会場で借りることもできます。
<JSAF、バークレーハウス/IDP>
- パスポート
- 水のペットボトル(お水以外はダメ!ラベルもはがす!>
※当日ロケット鉛筆と消しゴムが提供されるので持参不可
私が小学生の時に流行ったロケット鉛筆。。。知らない方も多いんじゃないでしょうか。
鉛筆の芯がいくつかに別れて入っていて、先が丸くなったら引き抜いて後ろに刺す。
試験中は焦るのでこの作業すら焦ってしまい、私は鉛筆の方が好きでした。
コンピューター受験の方は鉛筆も消しゴムもなしです。
雰囲気
<英検協会/BRITISH COUNCIL>
・チェックがとにかく厳しい!!!!
メガネの方はメガネを外して裏までチェックされます。一瞬スパイ映画を思い出しました。。。
当日撮る写真も眉毛と耳が出ていないとダメで、前髪が少しでも眉毛にかかっていると用意されているピンで止めるように指示されます。
私も前髪が眉毛に掛かっているということでピンで前髪を両サイド止めました。。。
男性も同じなので、変にピンで止めた写真なんて嫌だ!と思う方は眉毛と耳が全部出るように髪をセットしましょう!
・緊張感高まる雰囲気
人数も多いし、とにかく緊張感が高まります。
<JSAF/IDP>
・英検に比べると厳しくない
事前チェックも写真もパパッという感じで終わりました。(個人の感想です)もちろん荷物の持ち込みもできないし鉛筆や消しゴムさえも提供されるのでしっかりしているのですが、写真も座ったらパチっというくらい早くてびっくりしました。
・英検に比べるとアットホームな雰囲気
英検協会は証明書が送られてくる封書などすべてやってくれるのでやることは何もないのですが、JSAFはスコアの証明書が送られてくる封筒に自分で住所や名前を記載します。
その時に私の後ろの外国人の人が封筒記載欄が日本語のためわからず、スタッフの人も人数が少なく忙しく彼に教えてあげる人がいなかったので、しゃべっていいのかちょっとドキドキしたんですが教えてあげると、スタッフの人が終わってから「ありがとうございましたー。」と笑顔で言ってくれました。
スタッフの方の人数も受験者の数も英検協会に比べると少ないのでその分雰囲気が柔らかい感じがしました。
<バークレーハウス>
こちらは受験したことがないのでわからないのですが、ホームページから少し会場の雰囲気を見ることができますね。
まとめ
- テストの内容もスコアの証明証も同じ
- 証明書の無料発行期間などが違う
- 申し込みはどちらもオンラインでオッケー
- 試験会場を知るタイミングが違う
- 試験対策はどちらも充実
- 試験会場への持ち込み品が違う
- 雰囲気も違う
同じテストでも主催するところが違うと色々なことが変わってきます。
事前準備はとても大事なのでどちらがいいかを確認してから申し込むといいと思います。
また、ギリギリに見るのではなく最低2ヶ月は前にどちらのサイトもチェックすることをオススメします!
なぜならHPで公開されている試験対策をやっていると2ヶ月でも足りないくらいの内容が盛りだくさん!早めにチェックしてしっかり対策をしましょう!
IELTSは試験の内容も難しいのですが、会場に持ち込めるもの、写真を当日撮られるときの注意点なども事前に知っておく方がいいのでしっかりホームページをチェックして気持ちの準備もしておきましょう!
コメント
ricoris様
いつもお世話になっております。
バークレーハウスの萩原披祐と申します。
御社の下記ウェブサイトを拝見させて頂きました。
https://www.otona-ryugaku.site/ielts-officialsite/
もし可能であれば、弊社2020年6月から東京・市ヶ谷でIDP認定 IELTS公式テストセンター(JP034)を開校致しました。
IELTS公式テストセンター(JP034)
https://berkeleyhouse.co.jp/jp034/
是非記事に弊社テストセンターについてもご記載いただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
株式会社バークレーハウス
代表取締役社長
萩原披祐
萩原様
ご連絡ありがとうございます。
早速追記させていただきます。
コンピューター上でのIELTSは画期的ですね!
これで受験者の方には選択肢が増えてやりやすい方を受験することができますね。