戦争で戦ったカナダ兵士への感謝と、平和を願う尊い日。

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10月最後の週から11月11日までは多くのカナダ人が左胸に赤いポピーの飾りをつけます。
この時期にカナダにいた方は気づいた方も多いかもしれませんね。
11月11日は大きなセレモニーも行われました。
これは戦争に参加した兵士たちへの追悼の日なんです。
しかも今年はなんと第一次世界大戦停戦から100周年。とても大きな節目の年ですね。
私も参加してきたので、リメンバランスデーについてお伝えしたいと思います。

 リメンバランスデーってなに?

11月11日は第一次世界大戦以降で戦った兵士達への感謝と尊敬を示す追悼の日。そして平和であることの感謝とこれからの平和を願う日。

悲しいことに戦争が多くの兵士の命を奪い、家族が離れ離れになり、辛い思いもたくさんありますが、彼らが戦ってくれたから今の平和がある。そしてこれからの未来が平和であるように祈るというのは参加してみてとても尊いセレモニーでした。

なんで11月11日なの?

第一次世界大戦と第二次世界大戦でカナダは10万人の兵士が命を落としたと言われています。

特に第一次世界大戦はひどく、このリメンバランスデーも第一次世界大戦の停戦協定が結ばれ、協定が発行されたのが11月11日11時だったんです。

11月11日11時には静かに黙祷をしてなくなった兵士たちへの敬意を表します。

赤いポピーはどういう意味?

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この時期はカナダ人の二人に一人がポピーをつけていると言われています。
ファーストフード店やコンビニ、ありとあらゆるお店でポピーの花飾りと募金ボックスが置いてあります。
街のショーウィンドーのマネキンももちろん左胸に赤いポピーをつけています。
左胸に着けるのは心臓に近いから。
そしてポピーは本人も第一次世界大戦の時に出兵したJohn McCraeのポエムに、特に激戦区だったヨーロッパのフランドル地域で兵士達が埋められた場所に赤いポピーの花がたくさん咲き誇ったからだそうです。
話を聞くと悲しくなりますね。

この日は祝日?

多くの州でこの日はお休みですが、私のいるオンタリオ州では祝日ではありません。

オンタリオ州でも以前議論がされたらしいのですが、祝日にしてしまうと兵士への追悼よりも家でダラダラしていたり、遊びに行ってしまってその日が軽んじられる可能性があるから。

今年は日曜日だったのですが、平日だと多くの学校がセレモニー会場に来たり、学校でセレモニーをしたりします。

また、会社でも11時に合わせて黙祷をし、みんなで追悼の意を表します。
そう考えるとこういう大切な日をあえて祝日にせず、きちんとみんなで向き合うというのはいいような気がしますね。

11月11日当日のセレモニー

11月11日はダウンタウンにある大きな公園「ビクトリアパーク」の横でセレモニーが行われました。

The Veteran’s Parade(退役軍人パレード)

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退役軍人の方々のパレードがまず行われます。
ものすごい人でした!
みなさんそれぞれユニフォームが違ったので、所属していたところが違うのかもしれないですね。
以前は退役軍人の方のみだったようですが、現在は現役軍人であろう人たちも行進に加わります。
高齢化があるのかもしれないですね。
音楽や大きな旗をなびかせて更新する姿はとても荘厳で素敵でした。

伝統的なスコットランド風のユニフォーム、軍服、様々なユニフォームの中、楽器もバグパイプがあったり、伝統を感じました。

カナダ国歌「Oh, Canada」斉唱

カナダ国歌は軍人の方はもちろん参列している一般市民もみんな歌います。
私はまだカナダ国歌を覚えていないので歌えませんでしたが、歌えるとより一体感が感じられるかもしれませんね。
寒空の中「おーカナダ〜♪」と多くの人たちの歌声の中にいると、カナダにいるんだなぁという実感と、カナダの人たちの愛国心を感じました。

11月11日11時

この時間は一斉に黙祷します。
日本では黙祷というと目を瞑りますが、カナダでは目を瞑る人、瞑らない人様々。
目を瞑らない人の方が多かったです。特に制服姿の人たちが静かにじっと前を向いている姿は荘厳な雰囲気さえ感じました。
その時間はものすごい人の数なのに本当にシーンと静まり返り、遠くの方で鳴く犬の声のみが響いていて、とても特別な感覚でした。

献花

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このリースのようなものをビクトリアパークの入り口にある戦争記念の像に飾ります。
このリースは15個くらいあって、それぞれ献花する人たちが来てモニュメントの前に飾っていきます。

退役軍人の方、参列者退場

献花が終わると退役軍人の方、参列していた軍関係の方々が退場していきます。
音楽を鳴らし、行進して行く後ろ姿はなんだか美しくもありました。

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制服も色々なものがあり、このユニフォームは中世の時代を感じさせるようなユニフォームですね。
歴史をもっと知っているとどのユニフォームがどの時代の何を表ているのかがわかってより深く理解できるかもしれませんね。
また、女性も列に何人か見かけました。軍関係社なんでしょうか。制服を着てキリッとしていてかっこよかったです。

自分のポピーバッチを献花に着ける

この退却が一旦終わるとバラバラと一般市民が献花されたリースに自分のポピーを挿していきます。

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上の写真のようにどんどんポピーが飾られて真っ赤になっていきます。
毎年だから繰り返し使うのかな?と思っていたら、みんなこうやって今年のものは今年のうちに返還してまた来年新しいのを着けるんですね。
このモニュメントの他にも公園内には銅像やモニュメントがあります。

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これは上の方が鈴のようになっていて、ちょうどこの時に音楽を奏でていました。
こんな小さい子達も自分たちのポピーを飾ります。
ちなみに普段も時間になると音楽を奏でます。

ココアの配給も!

さむーい秋。この日も外の気温は昼間とはいえ5度もないくらい。
1時間近く前から行っていたのでめちゃめちゃ冷えました。
でも近くでなんとココアの配給が!
色々なところで配給しているみたいですね。
ちなみにカナダでは「ホットチョコレート」です。
最後の行事の挨拶でも「ホットチョコレートを提供してくださった方々、ありがとうございました。」とあったので、これもどこかの団体か教会が協力して配ってくれているのかもしれませんね。
私もあったかいホットチョコレートをいただきました。
この一杯で体が生き返りました。

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外での行事は本当に体の芯まで冷え切ってしまうので、こういうサービスがあると本当にありがたいですね。
みなさんもカナダにこの時期に来られたらぜひセレモニーに参加してみてはいかがですか?
カナダの歴史、カナダの人の過去に対する思いや未来への平和の思い、愛国心などを感じられるとても貴重な機会になると思います。

色々なユニフォームを観れて、音楽パレードもあり、イベントとして楽しめるのももちろんですが、なかなかこういう雰囲気のセレモニーに参加できることはないと思うのでリアルカナダを感じられるかもしれませんね。
その際には赤いポピーを忘れずに。