オーストラリア?イギリス?カナダ?英語の訛り、留学するならどこ?

オーストラリア?イギリス?カナダ?英語の訛りが気になる?

留学したいけど英語の訛りが気になってどこの国がいいかわからない?

同じ英語なのにどんな風に違うの?

英語の訛りってどうなの?イギリス、オーストラリア、カナダなどなど、英語が母国語でも色々な英語のアクセントがあります。
アクセントだけじゃなく、スペルや意味まで違うことも!
本当に奥が深いですよね。
よく英語の「訛り」を気にしてワーホリや留学で行く国を迷われている方がいますが、そんな方にオーストラリアでワーホリ、カナダで留学、(アフリカでボランティア)を経験した私の英語体験をこれから行く国選びの参考の一つにしてみてくださいね。

カナダ英語はアメリカ英語?イギリス英語??比較&共通点をチェック

オーストラリアとカナダの英語

オーストラリアとカナダの英語はちょっと違います。
オーストラリア英語はイギリス英語から独自のオーストラリア英語になったもの。
カナダはスペルは比較的イギリスだけど、発音はアメリカに近いというミックス。さらにオリジナルな単語もあったりと日本人からするとどうやって勉強すればいいの??!!と混乱しちゃいますよね。
ちなみにアフリカのガーナも公用語は英語ですが、首都や色々な地域の人が集まるところ以外では現地語が使われていました。(現地語が90以上あると言われている)
ガーナ人が話す英語は現地語も混じった感じのガーナ英語!これもオリジナリティが溢れてました。

アフリカ ガーナの現地語(チュイ語)を覚えよう!

私が初めてオーストラリアにワーホリに行った時は全く喋れずに行ったので、アクセントの特徴などそこまでわからなかったのですが、田舎の方で年配の農家の方と話すとかなり強いアクセントで英語超初心者だった私はほぼ理解できず。。。という感じでした。

でも都会は違います。基本的にそんなに田舎の方に行くのはファームステイの時か旅行だと思うので、「田舎の方の英語は訛りが強いんだ!じゃあやっぱりやめよう!」とは決めないでくださいね。旅行やファームステイだと普段できない貴重な体験ができるので、アクセントの違いを体験できるのも魅力だと思います。
そして話す人によっても癖の出方って違いますよね。
例えばミランダ・カーはオーストラリア出身。彼女の話し方を聞いてどう思いますか?

ミランダ・カーはアメリカに住んで長いですが、この番組はオーストラリアの番組なのでよりオーストラリアアクセントが出やすいかなと思います。
でも、全然聞き取りやすいですよね?

カナダはというと、カナダに来た時にはある程度英語でコミュニケーションができたので、オーストラリアにいた時と正確な比較は難しいですが、英語が聞き取りやすいと感じました。
私の場合アメリカンドラマが大好きで良く見ているのでアメリカ英語に近いカナダ英語は特にすっと耳に入りやすいというのもあると思います。
でも英語力でこの聞き取りやすさはかなり変わります。
英語が上手な人ほどアクセントがあっても聞き取れます。また、慣れもとても大きい!
ずっと聞いているとどんなアクセントでもある程度慣れることができる。

イギリスのBBCの記事で「カナダ英語のアクセントはどこから来たのか」という記事があります。
カナダ英語はアメリカ英語に似てるけど、アメリカ英語とも違うって思ってるんですね。

Where does Canada’s accent come from?

アメリカ人とカナダ人の特徴も違います。
アメリカの番組にカナダ人が呼ばれて「ザ・カナダ人」の行動を話しています。

カナダ人ってこんな人!これをしてたらカナダ人!トップ8!

訛りのない英語って?実は1つの国でもいろんなアクセントがある

イギリス英語がやっぱり本家?アメリカ英語が国際的??
イギリスは場所、階層によってかなり英語が変わってきます。
よく「クイーンズイングリッシュ」って聞きますよね。王室の方のような高貴な方が話す英語。
普通の人が話したらちょっと違和感があるかも。。。
イギリスの人もエリザベス女王の英語を「Poshest Person in The World」(世界で一番高貴な人)の英語として紹介しています。

Posh:高貴な、上流階級の

日本でイギリス人の友人が何人かいたんですが、1人とても「ザ・ブリティッシュ英語!」という話し方の人がいたんですが、やはりその人はやはりお金持ち出身で上流階級のいく人たちの学校に通っていたそうです。
他の友達にも「彼の喋り方はものすごくアッパークラスの喋り方だよ」と言っていました。

ロンドンなどではあまりバスなど公共の場で知らない人に話しかけないとイギリス人の友達が言っていたのですが、その理由が「もし自分よりも階級が上の人に気軽に話しかけたら失礼だから」ということでした。
そのくらいアクセントにも階級が現れるそう。
もちろんみんながそうでもないですし、時代も徐々に変わっているとは思いますが、そういう感覚も少なからず残っているのかもしれないですね。

また、イギリス人の英語の先生も数キロ離れただけでアクセントが全然違うよ!と言っていました。イギリスのアクセントはバラエティ豊かなんですね。

アメリカも同様に地域によってかなり英語が変わってきます。
よく「南部の英語」「ニューヨーカーの英語」と言われるようにそれぞれ特徴があります。

英語初心者はどこの国で英語を習うのがいいの?

どこの国で英語を習うのがいいの

英語初心者だから訛りのない英語の国で習いたい

初心者だからきれいな英語を習いたい!

語学学校に行く場合、それぞれの国のアクセントはあっても極端に強いアクセントの先生は基本いません。
語学学校で習う英語はスタンダードな英語なので「どうしてもこの英語!」と強いこだわりのある人以外は気にするほどではないかなと思います。

私が思うもっと大事なことは「その国、その響きが好きかどうか」ということだと思います。
イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語、カナダ英語、聞き取りやすさに違いはあるかと思いますが、ぱっと聞いて好きな英語のアクセントというのは大事じゃないかなと思います。
イギリス英語とアメリカ英語は特に違いがわかりやすいですよね。

そして、長期滞在する国、気候、人の雰囲気はものすごく大切!!!
いくら英語や勉強がメインでもその国の気候や人や街の雰囲気が好きになれなかったら長期間いるのは辛いと思います。

長期滞在の前にできればちょっと旅行でも訪れて雰囲気を知ることができるのがベストですが、お金も時間もかかること。
今はYouTubeでいろんな国の人が発信しているので、その国の人、雰囲気、街などをしっかりチェックして「行きたいな〜」と思える国を選ぶのがいいと思います。
もちろん大学院や専門分野に行かれる場合はどの国がその分野でいいか、奨学金はどうかというのも関わるかと思いますが、語学学校やワーホリなど自分で行きたい国を自由に選べるのであれば自分の感覚もとても大事だと思います。

そしてミランダ・カーのように、本人が魅力的だとアクセントも魅力的に感じますよね!

日本人アクセントが恥かしい。。大丈夫!海外ではいろんなアクセントの人が溢れてる

よく「日本人アクセント」というのを聞きますが、心配いりません。
フランス人もフランス人アクセントの英語、韓国人も韓国人アクセントの英語、インド人もインド人アクセントの英語を話す人がほとんどです。
そして人のアクセントを笑う人はまずいません。
いるとしたら人の努力のわからない悲しい人です。
そんな人は気にせず、自分の英語力の向上だけを考えましょう!

「いろんな国の人のアクセントに慣れる」というのも実は重要なんです!
いろんな国のアクセントの人と話すことで、「発音が違うと通じない」「こう話すと通じやすい」などコツを掴む事も出来るし、バイトでも、仕事でも学校でも、一つの国の人しかいない場所はほぼないので語学学校でいろんな国の人のいろんなアクセントを聞くのはとてもいい勉強になります。
そして「なんだ、みんなアクセントあるじゃん」と安心しましょう!

アクセントよりも「発音」を気をつけよう!

その国の人独特のちょっとしたアクセントよりも、「発音」を気にする方が大事です。
アクセントはチャーミングでも発音の違いは言葉が変わってしまうことも。。。
語学学校でも「発音の間違いで悪い言葉になる!」と練習を何度もみんなでしました。
例えば「sit」これが「シット」となると。。とても悪い言葉に。。
これは「アクセント」じゃなくて「発音」ですね。
アメリカ人の友達で「牛肉」を「ぎょんにゃく」と言っていた人がいましたが、これはアメリカ人のアクセントではなく「発音」が間違っているんです。(言葉自体が変わっちゃってるけど)
英語も同じですね。正しい「発音」すごく難しくて険しい道のりですが練習すれば報われるはず!

アジア人だけが英語が苦手なわけじゃないですよー!
ブラジル人だってフランス人だってロシア人だって、英語が第二言語の人はみんな苦労してるんです。
そう思うとちょっと頑張る気になれますよね。

あとがき

どの国にもアクセントはあります。
どんなに頑張っても日本人であれば日本人のアクセントが残る人がほとんどだと思います。
でもそのアクセントも魅力的になるくらいコミュニケーションだったり、人としての繋がりの方が大事になると思います。
まずは恥かしがらずにちょっと大きい声で口に出す事、発言する事、伝える事、これがすごく大事です。
言わないと本当に忘れ去られた存在のようになっちゃいます涙。。。
せっかくの時間とせっかくの貴重な機会、恥ずかしいと思っている事も実は周りからは全然平気なことが多いですよ!
訛りやアクセントを気にせず、英語の発音、単語、文法などをしっかりやって魅力的な英語が話せる人になっちゃいましょう!