アラフォーからの海外留学だからこそ良かったこと、後悔したこと

アラフォーだからこそ良かったこと

アラフォー、私の場合は42歳でカナダの語学学校、43歳でコミカレに入学。
世間的にはかなり遅いですよね。やっぱり留学は若い時にするもの?アラフォー留学ってやっぱり遅すぎる?良かったことは何?実は良い面もあるんですよ笑(人によりますが)

意外と?私はこの年齢での留学の決断は私にとって一番良かったんだと思っています。
若かったらなぁと思うことももちろんありますが、若い時にしていたらきっと自分がダメになっていた気がします。

30代の悪戦苦闘ぶり?はこちらもどうぞ笑
今思うと空回りしすぎて逆に自分が愛おしい。

アラフォーからの海外留学。海外留学はもう遅い?心の準備の始め方

アラフォー留学だから良かったことPhoto by Gustavo Fring from Pexels

嫌なことを断れるようになってきた!

私の性格は基本的に流されやすい、断れない、安請け合いして後悔する。という3大要因でちょっとしたトラブルに巻き込まれたり、困ったことになることがとても多かったです。
それがようやくこの年齢になって徐々に徐々に断れるように!
今だに「また安請け合いしちゃった。。」という事が時々ありますが、若い時に比べたらずっと良くなったんです!

若い時は苦しくなっても周りにも言えなかったり、人の前では明るくしていないと!と常に笑顔を心がけていたので、誰にも気づいてもらえず、後で1人で泣いたり、嫌なことも嫌と言えずということが結構ありました。

40代になってようやく「断る勇気!」が徐々に持てたこと、年齢的に上なので無理をあまり頼まれなくなったこと(それでもキャラクター的に言いやすいみたいで頼まれることもまだまだありますが。。)

今は1人で頑張りすぎず、周りに相談する!ということができていること、周りも相談に乗ってくれる!という恵まれた環境だからこそですが、親や友達に本当に感謝です。

人との距離を取れるようになってきた事

日本で生活しているとどうしてもグループになりがちですよね。
会社でもみんなで一緒にご飯を食べたり、何かあるとグループが自然にできる。
それがとても苦手で抜けてみようとしてもまた誘われて断れなかったり。

大人になった今、ようやく周りとの距離をうまく保てるようになってきた(気がする)
もちろん仲の良い子と遊んだり、グループで出かけるのも楽しいんですが、大人数で一緒に行動することや、ずっとグループで一緒に行動を共にするというのが苦手。。。
だからなのか、たまには1人でフラッとしたい。。という放浪癖が出ちゃうんです。
やっぱり多少は気を使うから疲れちゃうんでしょうね。

今は連絡を取ると「I miss you!」とお互い言いい、会えばハグをして(コロナ中はしてませんが)安心できる友達が何人かいて、詮索などは誰もしないし、でも話せば聞いてくれるし、一緒に悩みを話し、認めてくれるという、本当に良い距離感だなぁと思っています。

自分の気持ちが明確になってきた

40代だから気持ちの整理ができたPhoto by Anthony Intraversato on Unsplash

やっぱり世間体って気になりますよね。
私は気が小さくて気にしいなので周りの声がとても気になっていました。
自分がどうしたいかではなく世間体で「私もこうしなきゃ」という思いがありました。
(それが時々爆発してワーホリやアフリカに行っちゃったりもしましたが。。)

でも40代になってだんだん自分に会う場所、苦手なこともはっきりして、本当に何がしたいのか、どうしたいのかが明確になってきました。
これはとても遅い決断かもしれませんが、私にはもがく時間もとても大事だったと思っています。
もがいたからこその確信に近い強い決断ができ、そこに向かって走ることができたんだと思います。
そして周りもそれを見ていたからこそ、今はたくさんの人が応援してくれているんだと思います。

無理せず自分らしくいられる

カナダにいるからというのもとても大きいですが、若い時は特に頑張っていたなぁと感じます。
特に日本で働いているとある程度自分を型にはめて周りの評価も気にしながら服装も、見た目も、仕事も、生活スタイルもそれなりに合わせているつもりでした。
でも今は本当に自分に素直に生きてるなぁと感じます。
発言にしても全く「年上だからしっかりしなきゃ」というのはありません。
わからないことは聞く、驚くのも、何かをするのも、自分の興味があるものにチャレンジするのも、やりたいと思ったらやる、無理はしないというスタイルができてきたと思います。
(この「無理」というのは頑張らないという意味ではありません)

このバランスを保てるのもやっぱりある程度年齢を重ねてきたからこそいい意味で力を抜いて、それでいて新しいことは楽しめるようになったんだと思います。

知識や経験が活かされる

アラフォー世代になると色々な経験をされてる方も多いですよね。
仕事にしても人間関係にしても、ある程度場数を踏んでいるので、それが役に立つ時があります。
例えば私の場合はグラフィックデザインの仕事をしていたのですが、今のコースで使うソフトの経験がある。
その知識があるからこそ、他のソフトもある程度勘が働いたり、他の分野にも生かされることがあります。
プレゼンにしても会社で見聞きしたり、実際に経験していることが活かされる。
今までの経験や知識があるのはとても強みになります。
たとえ違う分野だったとしても、活かすことができる知識や経験は必ずあると思います。

留学してみて意外だったこと

留学してみて意外だったことPhoto by Andrea Piacquadio from Pexels

意外と同世代もいる

語学学校時代も30代はもちろん、40前後、まさにアラフォー世代が意外といたんです。
そしてもっと上の方も。
日本で悩んでる時はこんな年齢で行く人なんてなかなかいないだろうなぁ。と思っていましたが、世界は広い!

語学学校時代から仲良くしているブラジル人の男の人は元教師の44歳。43だったかな?
クラスメートだった元麻酔科医のアルジェリア人の男性も44歳だったかな?43?42?
自分の年齢も含め年齢をすぐに忘れてしまうんで。。。でもアラフォーですね!

意外と年齢関係なく友達になれる

先日記事でも書いたように、意外と年齢関係なく友達になれる

大人になってからの海外留学、どんな国の友達ができた?年齢は?

もちろん同世代は友達になりやすい!でもそうでなくても感覚や性格が合えば友達になれます。
学校でも、学校以外でも。
大事なのは自分も年齢で人をジャッジしたり、上下をつけないこと。

アラフォー留学のネガティブな面もあります

アラフォー留学の悪いことPhoto by Matthew Henry on Unsplash

いろんな年齢制限

奨学金もインターンなども年齢制限があることがあります。
年齢制限がはっきり出されていなくても年齢を書かなくても職歴や学歴である程度わかります。
年齢である程度ジャッジされるのは仕方のないこと。
また、若い人のためのサポートがあるのも当然のこと。
がっかりせずに他を探すために頑張りましょう!
私たちにはキャリアがあります!過去のキャリア、経験はとても貴重な財産!
年齢はネックになるけど、他でカバーできると信じてます。

年齢の話題はやっぱりちょっと辛い?

これは人によって気にしない方もいらっしゃるかもしれませんが、私の友達の中には大学生や大学院生など20代の人たちがいます。集まってるとふとした時に出る年齢や世代、昔の映画の話題などはもちろんギャップがあります。。。
その時はやっぱりちょっと辛い。。。
前に「リコはクラッシックな映画をよく知ってるよね!」と言われたんですが、心の中で「その世代を生きてきたからね。ふっ。」と思っていました。
あえて年齢を聞く人はいませんが、そっと微笑んでいます。
自分で言ってしまえばいいのかもしれませんが、まだちょっと恥じらいが。。笑

留学が大きな賭けになる

アラフォーでの留学は大きな賭け!もしMBAや大学院でこの先の日本でのキャリア形成に役に立つならいいのですが、カナダに住みたい!カナダで就職したい!と思うとそれがうまくいかなかった時のダメージは大きいです。

20代30代のようにまたゼロからチャレンジできる!というのが気軽にできません。
私も学校でお金も使い果たすし、もしダメだったらと思うと怖くて仕方がありませんが、日本にいても我慢しきれなかったんだからしょうがないと思ってとにかく前だけをみています。
このギリギリ感を力に頑張るしかないですね!

あとがき

アラフォーからの留学、その人の性格やタイミングに寄るとは思いますが、私の場合は今が「その時」だったんだと思っています。

今だからこそようやく地に足をつけて前を進んでいけている気がします。
(まだ若干ふわふわしてる部分もありますが。。)
もう立派な大人だからと言って肩肘を張るわけでもなく、程よく力を抜きながら自分を俯瞰できているのもある程度年齢を重ねてきたからこそ。

今でもまだまだ1人でなんでもできるほど人間ができていないし、知らないことばかり、人に助けてもらってばかりですが、それを恥ずかしいと思わずに素直に出せるのも今までの回り道や心の葛藤があったからこそだと思います。

アラフォー世代の皆さん、意外とアラフォー留学楽しいですよ!