意外と食材豊富なマーケットは必見!

「アフリカで生活」というと「ご飯食べてる?」という心配をよくしてもらっていたのですが、好き嫌いの激しさもあるとは思いますが、ガーナでは意外と太る人も多いんです!

アフリカといえばマーケット!市場に行くとありとあらゆるものが売っています。
食材ももちろん豊富!アフリカ=貧しいというイメージも強く、実際に貧しい生活をしている方も多いんですが、マーケットはとても活気があり賑やかです。

アフリカの活気のある部分をご紹介したいと思います。

痩せるのは最初だけ??意外と太る人も!

最初はお腹の調子との激しいバトル

お腹の弱い方は一気に減ります。
私も最初の1ヶ月でお腹を壊しまくり、3日で3キロ減という驚異のスピードで体重が落ちたことも。。。
あのときは顔面蒼白。食べてもすぐ出ちゃう。歩くとふわふわするという体験をしたのですが、体って慣れるもんですね。
1ヶ月後にはお腹はやや壊しやすくてもだんだんと安定していきました。
そして意外なことに私の場合はホームステイが始まってから激しい体調不良が改善されたんです!

女性は太りやすく、男性は痩せていく

しばらくして慣れるとお腹もだいぶ安定してきます。
ガーナの主食はヤムイモとプランテーン、お米、どれも炭水化物!
そこに野菜や魚、お肉を使ったスープなどがつく。
ホームステイや外食でも量が多い!!!本当に半端ない!!!
これを毎日食べてると。。。。
女性は特に炭水化物で太りやすいので、10キロ近く太ったという人も珍しくありません。

逆に男性はタンパク質が減るので痩せていきます。
こういうので女性と男性の体の違いを実感しますね。
稀に男性でも太る人もいるので、炭水化物で太りやすいと自覚のある方は気をつけたほうがいいかもしれません。

ガーナの人と一緒にいると「食べなさい」とものすごく言われます。
特にホームステイやガーナの人の家に呼ばれて食事を出されるときは「お腹いっぱい」といっても「もっと食べれるでしょ!」と言ってなかなか解放されないことも。
善意なので断りきれず、胃がだんだん大きくなっていくという。。。

意外と何でも手に入る

意外と食材は色々と豊富だった!

Market

国や地域によって大きく差が出る

アフリカで生活といってもどこの国のどの地域でどのくらいの生活レベル(予算)かで大きく変わります。
私が住んでいたのは西アフリカのガーナという国の田舎町。
大きなスーパーに行こうと思うとトロトロという庶民の乗るワゴン車で順調にいけば2時間半ほどで行けました。(トロトロがすぐ来れば)
大きめの青空マーケットはトロトロで40分くらい。
週末にはだいたいこの青空マーケットにいっていました。

海沿いは新鮮魚介類が豊富!野菜もたくさん!

Chell

ガーナは小さい国ですが、それでも海沿いは新鮮な魚介類が豊富で安い!
中央部でも流通ルートがしっかりしている都市は食材も入手しやすい。
問題はある程度の大きさの街に出にくい田舎の方。
食材がぐっと減ります。
それでもトマト、ピーマン、玉ねぎ、ヤムイモ、プランテーン、オクラ、生姜、卵、牛肉、鶏肉、干した魚などの食材は1年を通してだいたいどの地域でも手に入ります。※卵の黄身は日本よりもずっと白いので最初驚きますが慣れます。

トマトはガーナの食事には欠かせないので、新鮮な生のものからペースト状のものは缶詰、袋(サシェ)に入ったものまでどこでも手に入ります。

主食は困らない?

お米は主食!

ガーナの人はお米をよく食べます。
お米の種類も豊富!ただ日本米や韓国米はとても貴重。
日本米は私がいた時は見たことがありませんでした。首都に行った時に韓国食材店で韓国米を買っていたのですが、かなり日本米に近い感じ。

私はよく売ってる安いものも食べていたんですが、ガーナの食事にはこのパラパラしたタイ米のようなお米が合います。

パン好きには朗報?パンはそこら中で売っています。
ガーナのパンはずっしり重たいものが多かったのですが、私は結構好きでした。
トロトロ(庶民の乗り合いワゴン車)でちょっと車が止まるとわーっとパン売りの人が来て、ワゴン車の窓から買うこともできます。

ご飯、パスタ、パン、日本でおなじみのものとは異なりますが、私が住んでいた貧しい村でも手に入るぐらい流通していて、庶民の主食となっています。

肉類はやや注意が必要

牛も鶏も多いので比較的手に入りますが、庶民のマーケットでは大きなナイフ?鉈(なた)?で力任せにガンガン切り分けていくので、骨が粉砕してお肉の中に小さな骨が入り込むということが起きます。
そして目に見えない、見えづらい骨は食べてる時にガリ!っと噛んでしまい、歯が欠けそうになることも。。。
食べるたびに緊張するので私は基本お肉系は大きなスーパーでしか買いませんでしたが、それでも小さな骨が入っていたことがあったので結局ウィンナーばかり買っていました。。
気になる方、鶏肉をさばけるという方は鶏肉を1匹買って自分で切り分ける方がいいかもしれません。(冷凍でクリスマスチキンのような丸ごとが買えます)
丸ごと買ってしまえば骨が粉砕して入っているということはないので安心ですね!
そんな小さなこと気にしないよ!という豪快な方は好きな部分をオーダーということもできます。(牛タン丸ごと買いも可能!)

魚は干し魚が多い

Fish

海沿いは新鮮なものが売っていますが、内陸では干した魚が一般的。
私は魚の種類に明るくないのでよくわからないのですが、いろいろな種類の干した魚がマーケットでたくさん売られています。
「サーモン」というのをよく聞くのですが、ガーナでいうサーモンは「鮭」ではないことが多いので鮭を買いたい方はきちんと実物を確認してから購入しましょう。

ガーナのスイーツといえば果物!

ローカルマンゴーが甘〜い

Local Mango

マンゴーの季節にはローカルマンゴーという小さめだけど甘さ満点のマンゴーと日本でよく見かけるマンゴーの2種類が売られます。

ローカルマンゴーはそこら辺に生っていることも多く、とても安くて庶民のおやつ。
ローカルマンゴーは繊維が多いのでガーナの人は頭をちょっとかじってから絞り出すように吸って吸いきると捨てます。

私は皮ごと一口大に切ってそのまま食べていましたが、皮がほんのり苦くて金柑の甘露煮のようで好きでした(ガーナの人には驚かれましたがおすすめ!)

日本でよく売っているようなマンゴーも甘くて美味しくて日本とは比べ物にならないくらい安いのでマンゴー好きは要チェック!

ガーナといえばココナッツ!

路上で買うココナッツ

美容と健康にもいいココナッツ!
ガーナではそこらじゅうで売っています!

購入すると上の三角にカットした部分の一番上の部分をスパンと切って、そこからジュースを飲みます。(お持ち帰りの場合はビニール袋に入れてくれます)

飲み終わったものを渡すと、真っ二つに割って、中の白い部分を食べます。
ビニールに入った白い巨大卵のようなものはこの白いココナッツの実の部分が硬いバージョンでコリコリ食べれます。

やわらかいココナッツの実

私がお勧めするのは柔らかいバージョン!
この白い部分が柔らかいものはまるでゼリーのようにツルッとしていて美味しいんです!
ココナッツ売りの方に「すっごい柔らかいのちょうだい!」というとちゃんと選んでくれます。

この写真のものはまぁまぁ柔らかいバージョン。ものすごい柔らかいのは半透明です。

調理器具はある?

マーケットではお鍋から電化製品までなんでも揃う!

Cooking

鍋やフライパン、おたま、お皿、スプーン、フォークなど、地元の人も使うのでもちろん手に入ります。
そしてちょっと大きな街に行けば青空マーケットではお鍋もフライパンもサイズや素材も豊富になり、普段の料理をするのにそれほど困ることはありません。電気ケトルも買えますよ!(これはすごく便利!)
ガーナの人は食材を擦って使うことが多いのですが、ミキサーを使っている人もいるのでミキサーも買えます。

写真のものはホームステイ先なので年季の入ったものですが、ちゃんと新品の立派なものが買えます。

コーヒーも手に入ります(ただし大きな街に限る)

私はコーヒーが大好きなのですが、ガーナ人はコーヒーを飲む人はとても少ないので、大きなモールなどの外国人やガーナのお金持ちが行くようなところ、もしくはかなり大きな青空マーケットでないとコーヒーが買えませんでしたが、フレンチプレスがモールで買えました!1000円弱くらいだったかな?
それが意外と使いやすく、全く壊れず、今カナダで1200円くらいで買ったフレンチプレスよりもずっと良かったです。

ガス?スミ?電気?どうやって調理するの?

まだまだ炭を使って調理する家庭も多いのですが、なかなか炭で調理は技術的に難しい。
プロパンガスが売っているので、なくなったらまた補充してという形で使うことができます。
プロパンガス+ガス台を買えば日本とそれほど変わらずに調理できます。
そしてプロパンガスのいいところは停電でも使えるということ!
これはとても大きいです!地域にもよりますが、私が住んでいたところは停電も断水もかなり少ないほうだと思うのですが、半日〜1日停電などは当たり前だったので、停電しても料理ができるのはとてもありがたいです。

日本から持っていくべきもの

軽い調味料は日本から持っていくのが得策

首都などで多少手に入るといっても高いので軽い+場所を取らないものは日本から持っていくことを強くおすすめします。
※コンソメ、チキンスープの素はガーナ料理でも使うのでどこでも買えます。

  • だし系(こんぶ茶もだし&お茶として使えて便利)
  • お茶漬け
  • ふりかけ(梅など持って行きにくいものもゆかりなどで少し味わえる)
  • インスタントスープ(暑いので冷たい牛乳で作れるスープがおすすめ!)
  • フリーズドライ食品(お味噌汁、ご飯など)
  • 味付き海苔(おやつにもぴったり)
  • 粉のポカリスエット(ひどくお腹を壊した時用)

日本人の心、お箸

お箸、菜箸は軽いし、日本では100円ショップでも簡単に手に入るので、ガーナで探すよりも持っていくのが一番!

包丁、刃物

ガーナで売っている刃物は本当に切れにくい!
ハサミ、針、包丁、すべて売っていますが鋭さが全く違います。
特に包丁は毎日使うもの。日本で安いものでも構わないので日本から持っていくことを強くおすすめします。
切れにくくなったら陶器のお皿やお椀などの裏で研ぎましょう。

まとめ

ガーナといえどお金を出せばそれなりのレストランやモール、スーパーの品揃えは立派なものです。特に首都であれば大抵のものは手に入ります。

アフリカに長期で行く予定で、予算が限られている方、あまり贅沢ばかりしていられないという方は多少料理ができるように(焼いたり、炒めたり、煮たり)しておくか、お料理本を持っていくことをおすすめします。
※インターネットも使えますが、停電や電波の悪いところでも影響がない本がおすすめ!

アフリカといえども自炊であれば量も食材も自分で管理できるので意外と体重管理はできます。
ただ、水の綺麗さ、住む場所の利便性によって栄養度がかなり変わります。
私は自分で調理する際はお肉(骨の粉末)を警戒し(歯がかけるのが怖い)、魚はホームステイ中に小骨が刺さって大変だったのでそれ以来避け、タンパク質は卵かソーセージばかりだったこと(ホームステイや外で出されるときは全て食べてた)、暮らしていたところも雨水+井戸水(井戸水が綺麗なところもありますが、私の地域はあまりいい井戸水ではなかった)で水のクォリティもやや懸念があり、貧血気味になりましたが体重的には全く変わりませんでした。

基本的に青空マーケット利用だったのですが、ある程度大きなマーケットであれば新鮮な野菜が豊富でパンもお米も調味料も買えるのでそこまで心配する必要もないです。
地元の料理が口に合う方は庶民のレストランや屋台はともて安いので毎日外食でも生活できます。

私は辛すぎるとお腹を壊す+何もない地域だったので外食は少なかったですが、朝のホットサンドとお昼のワチェはだいたい外で買って食べてました。

もしガーナに行く機会がある方、友達や家族が行く予定の方、食生活は心配になりますが、そこまで心配しなくても意外とやっていけますのでご安心ください。
(ただし元から貧血気味などの方はビタミン剤なども持っていく方がいいかも)

ガーナ料理も日本ではなかなか食べれないと思うので、ぜひぜひチャレンジしてみてくださいね。

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