書くだけじゃダメ?IELTSのWritingスコアアップのコツ!
IELTSのライティングはコツをしっかり掴まないと点数が上がらない!?
IELTSでもWritingは難問ですよね。
今までエッセイを書いた経験があまりない人はさらに大変だと思います。
私も高卒で今までエッセイといっても小学生の頃の読書感想文くらいしか記憶にない。。。
しかも起承転結とか一貫性とかまったく考えていないただダラダラと感想を書いたもの。
書き方なんて全くわからない!悩みますよね。
文法が苦手、スペルミス多し、時制ごちゃまぜになる私がそれでも6.0までになったWritingのコツを集めてみました。
文法や時制、スペルなどが完璧であれば7.0は行ったはず!
IELTSのWritingってどんなもの?
コンテンツ
Writingには2つあって、Task1がひとつがグラフや表、地図、図などを説明するもの。
Task2がテーマに対して意見などを書くもの。
Task1 : 150 words以上 20分
Task2 : 250 words以上 40分
合計で60分で時間配分は自由ですが目安としてこんな感じです。
ここでいう1wordというのは一文字ではなくて1単語。
I have a beautiful white cat.
1 2 3 4 5 6
全部それぞれ1wordとして数えるので合計で 6 wordsになります。
Task 1
Task1はグラフや表を説明する確率がとても高いのですが、最近地図や図の説明問題も徐々に増えてきているので、練習するにはグラフや表5割、地図2割、図解:3割くらいで練習するのがいいかも。
表やグラフも棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフと表、いろんなパターンがあるのでそれぞれチェックしておきましょう!
地図はある程度説明にパターンがあるのですが、図解は図の中に書いてある表現を利用すればいいとはいえ、私は表現方法がわからない、図が何を意味しているのかわからないと、とても苦手だったのである程度練習が必要でした。
(でも2017年12月から2018年6月までで4回受けた内、図解も地図も一度も出ませんでした。月に1〜2回という風に聞いたこともありますが、徐々に増えてるらしいので要注意です)
Task 2
Task2は主に下記の5タイプがあります。
- Opinion問題(意見を聞かれるもの)
- Agree,Disagree問題(賛成、反対)
- Problem,Solution問題(問題と解決方法)
- Discussion問題(2つの意見のどちらも議論するもの)
- Two questions問題(課題の中に質問が2つあるもの)
パターンがそれぞれ違うのでまずは質問をよく読んでどれにあたる問題なのかをしっかり把握しましょう!
自分の意見を聞かれていないのに自分の意見ばかりを書いてしまったり、どのくらい賛成ですか?と聞かれているのに賛成か反対か曖昧だったり、2つの論点があるのに1つしかフォーカスしていなかったり。。。
これらすべて減点対象になるので注意しましょう。
点数配分
採点がどんな風にされているのか理解することは大切ですよね。
IELTSはすべて手書きになるのでスペルミスや字が読めないようなアーティスティックな字だと減点になるので気をつけましょう!
字が読めないと言われたことがある。。特徴がありすぎる。。など自覚のある人は「採点者が難なく読めるように」ということを心がけて書く練習をしましょう。
- Task Achievement / 問題と内容が合っているか
- Coherence and Cohesion / 内容に統一性があるか
- Lexical Resource / 語彙力
- Grammatical Range and Accuracy / 文法の正確さ
この4つの点の総合評価で配点が決まります。
どれか一つだけ秀でていても高得点を取るのは難しいです。
まずは内容を理解して質問と合っているか、意見があっちこっち行っていないか、同じ言葉ばかり使っていないか、文法はあっているかということを意識しながら書けるように練習しましょう!
書き方のコツ!
その1:Structure / 構成
まずは構成!これはエッセイを書く上でとっても重要です。
- Introduction / 導入部分
- Body / 内容1
- Body / 内容2
- Conclusion / まとめ
基本的にこの構成になります。
それぞれが一つのパラグラフ(段落)になるので、全部で4つの段落ができますね。
Task1,2どちらもこの構成になるのでしっかり構成を頭に入れましょう!
そして基本的に内容1と内容2の量は同じくらいになります。
どちらかがものすごく長くてどちらかが2〜3行なんてことにならないようにしましょう!
バランスも大事です。
その2:Plan / 計画
ここがWritingの要といっても過言ではない超重要部分!
問題を読んだらまずは計画を立てます。
問題用紙の端っこに計画を書いておきます。書かないと書いているうちに次に何を書くのかわからなくなったり、脱線する可能性大!
上の構成を基準に、Body1,2にそれぞれ何が来るかを計画します。
<例え>
賛成、反対問題の場合
- 導入部分:問題文と違う言葉(同意義語)で内容を説明。賛成か反対か
- 内容1:賛成意見ーいい点→例え、悪い点→例え
- 内容2:反対意見ーいい点→例え、悪い点→例え
- まとめ:内容1、2を要約して、だから賛成or反対
内容1、2に関して上の例では賛成と反対に分けましたが、内容で分けてもオッケー。
例えば「政府は高速道路に多くの予算を割いているが、電車の線路を作るべき」という例題だった場合、
- 内容1に賛成(高速道路を作るべき)
- 内容2に反対意見(それでも電車の方がいいという意見もあるが。。)
でもいいし、
- 内容1にコストに関して(高速道路・電車)
- 内容2に利便性と将来性について(高速道路・電車)
と内容に対して比較しながら書いても大丈夫です。
自分でパターンを作っておくと楽かも。
ここで計画が重要なのは
- パニックになって何を書くかわからなくって時間がなくなるのを防ぐ
- 内容がトピックからずれないように確認するため
この二つはとても重要です。
余計な脱線した内容を書いていても統一性がないと見なされてしまうので、長く書けばいいというものでもありません。
Task1でも同様に計画を立てます。
Task1はものによって内容がかなり変わるんですが、重要なのは全体的にどうなっているのかということを読み取ることが重要!
- 全体的にグラフが下降している→○○の消費量が落ちている
- 特定の年齢のグループが他のグループに比べて割合が高い
- 全体的に学習者の意欲が上がっていると言える
- 農地から都市化が進んだ
など、全体から読み取れる印象を持つ練習をしましょう。
そうでないと数字の羅列になってしまってつまらないものになると、それも点数が上がらない原因になります。。
難しいですね。
文字数の感覚を養う
Photo by Green Chameleon on Unsplash
Task1は150文字以上、Task2は250文字以上書かなくてはいけません。
でも書き慣れていないとどのくらいの量を書けばいいのか感覚がわからないですよね。
しかもTask1から始めたとして、長く書きすぎてTask2の時間がなくなった!なんてことになったら大変です。
そして長すぎるとリスクも増えます。
- 文法、スペルミスなどのリスクが増える
- 単調になるリスク
この二つが塾でよく言われていました。
練習をしているとだいたい感覚的にどのくらいかわかってきます。
練習で使って欲しいのは本番と同じスタイルの用紙で書くこと。
1行にだいたい何文字くらい書いているかを理解すること。
そうすると1行の文字数×行数=合計文字数になるので計算が楽です。
あとは1ページでだいたい何文字くらいになるのかも感覚として掴んでおきましょう。
IELTSに公式に認められているidpのサイトにサンプルがあるのでダウンロードして練習しておきましょう!
同意義語のチェックとパターンをいくつか決めておく
つなぎ文句(However, On the other hand, Although…)や言い方のパターンを決めておくと便利です。
「〜は緩やかに下降気味」「〜は急上昇している」「農地から住宅街化が進んだ」「全体の半分を占めている」「〜と〜はほぼ同じ推移を表している」などなど
言い方を決めておくと書くのも楽になるのと、間違えにくくなります。
決まったセンテンスを覚えると「あれ、ここでtoっているんだっけ?」と悩むことが少なくなります。
ただこれも1つのパターンだけだと同じ言葉の繰り返しになるので、パターンをいくつか持っておきましょう!
また、エッセイで重要な言い換え。最初のイントロダクションでも問題をそのまま同じ言葉を使って繰り返すのはNG!
必ず言い換えをするように練習しておきましょう。
同じ内容の言葉 Synonym は辞書にあるのでインターネットでも「○○ Synonym」と検索すると出てくるのでチェックしましょう。
時間の感覚を養う
Photo by NeONBRAND on Unsplash
なんといっても時間がオーバーしてしまってはせっかくの努力が水の泡。。
時間を必ず計って時間内にきちんと終わるようにしましょう。
時間配分は
Task1:計画5分、ライティング15分、見直し5分
Task2:計画5分〜10分、ライティング20分〜30分、見直し5分〜10分
計画と見直しにもこんなに時間かけて大丈夫??
書くだけで精一杯なのにー。っと思ってしまうんですが、計画と見直しが本当に大事なんです。
私も焦ってなかなか見直しまで行かないとケアレスミスが後からポロポロ出てきます。
見直しをして自分で気づける間違いをそのままにしていては勿体無いですよね。
スペルミス、冠詞(a, an, the)、カンマ(,)などすぐに直せるような間違いを極力この見直しの時間にチェックしましょう!
Writingをチェックしてもらう
いくら練習していても間違ったものを練習して覚えていたら意味がないですよね。
プライベートの先生でもインターネットの添削でも良いのでできればお金を払ってでもきちんとチェックしてくれるところに頼みましょう。
最近ではスカイプレッスンでライティングを見てくれるところもあるので、そういうところを利用するのもありですね。
無料体験などでいくつか試して自分に合うものを見つけてみてくださいね。
私の場合はプライベートのカフェ英会話でIELTSを教えていた経験のある先生にチェックしてもらっていました。
あとがき
なかなかWritingはすぐに効果が出たりするものでもないし、添削してもらわないと内容が上達しているのか、内容に統一性があるかなど自分では分かりづらいので余計に苦労しますが、練習しただけかならず身になっているので頑張りましょうね!
カナダではエッセイは高校生の時から書き方などを基本的に習うのでほとんどの人が書き方の基礎を知っています。
ここでテストだけではなく今後の練習と思って苦しいけどWritingを上達させちゃいましょう!